ワインについて(後編)

続いて新世界(ニューワールド)について。

新世界の筆頭はアメリカであり、アメリカワインの90%がカリフォルニアで作られている。
アメリカは世界のワイン生産量の第4位である。

フランスにはAOC法というワインの法律があり、この法律の中に「土地に手を加えていけない」というのがある。
これは天災による水不足だったり、日光不足になった場合でも『人工的』に手を加えていけないという法律だ。
だからその年によって出来、不出来が変わってくる。
一方のアメリカはそんな事は関係ない。
手を加えて『良いワインを作る』ことに集中している。

その結果、世界のワイン通を集めてその人達に目隠しをし、どのワインが一番美味しいかという検証実験をしたのだが、その場で一番美味しいとなったのがアメリカワイン。
その結果を不服とした人の言い訳に「ワインは熟成が命だ」という主張があり、30年後に同じことをして再度アメリカワインが一番になったという事実がある。
それほどまでにアメリカワインは美味しいよという事だ。

そして新世界ワインの中で、世界的に有名な高級ワインの『オーパスワン』がある。
これはアメリカの『ロバート・モンダヴィ』とフランスの5大シャトーの1つである『ムートン・ロスチャイルド』が共同で作ったワインだ。

次はワインの『味』について。
ワインの味には5大要素がある。
1 甘味
2 アルコール度数
3 酸味
4 タンニン(渋味)
5 ボディ(重厚感)

1と2については密接に関係する。
葡萄の糖度を発酵させてアルコールとするので、甘いものはアルコール度数低い。
逆に甘味の弱いものはアルコール度数が高くなる。
3と4の酸味と渋味はそのままなので、5のボディについて。
ライトボディ、ミディアムボディ、フルボディ、プレミアムボディ(ヴィンテージ)の順に重くなるのだという。

それから赤と白の違いについて。
ワインと言えば『赤』というイメージがあるのでまずは赤ワインから。
覚えおくのは、赤ワインは『ボディ』で選ぶということ。
そして赤ワインに使われる黒葡萄は『3種』ある。
1 カベルネ・ソーヴィニヨン
2 ピノ・ノワール
3 メルロー
1はタンニン(渋味)がしっかりと感じられ、カシスやベリーなどの力強い香りがする。
2はイチゴやチェリーのようなフルーティーな香りがする。
3は酸味と渋味が穏やかで優しい味で初心者向け。

そして『白ワイン』については辛口か甘口で選ぶ。
因みに白ワインも『3種』の白葡萄から作られる。
1 シャルドネ
2 ソーヴィニヨン・ブラン
3 リースリング
1は作る場所によって味が変わる。
例えばチリのシャルドネはコクがあってフルーティー。青リンゴや洋ナシの香りがする。
2は柑橘系やハーブなどフレッシュな香りとスッキリした味。
3は成熟期間を調整出来て、若いものはフルーティーな香りと味、長期熟成させると石油やガソリンみたいなペトロール香と呼ばれる『アロマ』が現れる。

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オリラジ中田あっちゃんのユーチューブ大学の影響でワインを調べて少しの知識を得た今、今まで知らなかった世界ですが、思いきって挑戦してみようかなぁという気になりました。

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