見出し画像

乳幼児を育てる女性数人でオンラインジャーナリング会をしたら良かったのでおすすめ

ある夜こんなツイートをしたところ、何人かに反応をいただけて、そのまま翌週末にオンラインジャーナリング会を開催しました。ここで言うジャーナリングとは、頭に浮かんだことをバーッと自由に書き出していくワークのことです。

参加者は私を入れて6名。4、5ヶ月から1歳前後の乳幼児を育てつつ、今後の仕事の進め方を模索している忙しい女性たちです。ジャーナリング自体は90分で、その後アフタートークを30分ほど。

完全に思いつき&勢いでやったことでしたが、これが予想外に楽しかった。
 
「自分の気持ちについて意外な発見があった」
「人と話すと考えがまとまりやすい」
「自分に向き合う時間が作れないでいたから助かった」

など、参加した方々からもなかなかの好評をいただきました。

アフタートークの雑談も、「配偶者との情報共有、どんなツールでやってる?」「日々の買い物はどうやったら効率化できる?」「保活が厳しすぎる場合に検討するべき手段は?」などの具体的な話でおおいに盛り上がり、知見の共有がなされ、やっぱりお喋りって有益なもんだなあとしみじみ。

 
同じ境遇の人数人で集まってモヤモヤを書き出し、シェアし合う。

ただこれだけのことですが、自分の内面に向き合うきっかけになるし、同じ境遇の人同士だと共感し合えることも多く、結構おすすめできるワークだと思いました。

なので以下ごくごく簡単にですが、今回やったことやポイントだと思うことをまとめておきます。
 

グループジャーナリングの進め方

全体の流れをざっくりまとめるとこんな感じです。

  1. それぞれの現時点のモヤモヤやその他感じていることを、ファシリテーターが指定するお題に沿ってノートに書き出していく(各お題ごとに数分ずつ)

  2. お題とお題のあいだに、書いた内容自体ではなく、そこから気づいたことや感じたことについて皆で話す(全体で5分以内程度)

  3. その気づきや感じたことをもとに、最終的に「今年一年のテーマ」を決めてシェアする

時間が限られていたので、今回は私が最初から最後までファシリテーター役となりタイムマネジメントをしました。ファシリなしだと難しい気がする。

ちなみに開催前に、Googleフォームで参加者の参加ネームや現在のモヤモヤについてなど簡単なヒアリングをさせてもらうとともに、情報をまとめて当日の自己紹介をしやすいように準備しました。

ジャーナリングのお題一覧

ジャーナリングのお題も、私が自分のコーチング経験を活かして構成しました。実際のコーチングセッションよりはうんとふんわりした内容ですが、「未来に想いをはせてから現在のことを考える」という、コーチングでわりとベーシックとされる行程をなぞっています。

  1. ウォーミングアップ5分
    今考えていることを書き出すだけのテーマなしジャーナリング。

  2. 今年の年末にどうなっていたいか。(5分)
    →どんな自分になっていたい? どんな場所で、周りの人とどんな関係になっていたい? 今年一年をどんな年として振り返れたら嬉しい?

  3. その理想の年末を経ることができたら、2025年以降の自分は何を得るのか。(3分)
    →その先の人生をどんなふうに進めそう? 来年以降の自分はどんな人間になりそう?

  4. 年末の理想状態に対して今の自分は達成率何%で、その「できている」方のパーセンテージの内訳は何?(5分)
    →今の自分ができていることを、どれだけ小さくてもいいからどんどんあげていく。※できていないことの方を羅列しない。

  5. そのパーセンテージを年末に向けて引き上げていくにあたって、自分の中の何を大切にしていたい?(3分)
    →どんな価値観や感情、今の環境、人間関係などを大切にしたら、いいパーセンテージの引き上げができると思うか。

  6. ここまでに書いたことをじっくり読み直した上で、今年一年の自分のテーマ、スローガンを書く(5分)

  7. 自分のテーマを皆にシェアしつつ、全体の感想を語り合う


先ほども書いた通り、お題とお題の間には少しずつ、私の方から指名した方に書いてみての気づきを喋ってもらいました。

気づきといっても、「意外とこういうことを気にしているんだなーと思った」とか、「結構書くのが難しいと感じた」とかいったざっくりした雑感程度です。詳細を語る必要はないので、ノートにはそれぞれ好きなようにぶちまけてOK。

ポイント

今回ファシリテーションするにあたっては、参加者が「今できていないこと」ではなく「この先どうありたいのか・現時点でその理想に対してできていることは何か」の方にフォーカスできるよう心がけました。それから「書いてみて何を感じているか」を話しやすい雰囲気にすることも。

100%うまくいったかというと自信はないですが、参加者の皆さんに助けられて和やかに進めることができたと思います。

乳幼児の世話をしている母親って(父親もか)とにかく忙しさと疲労で近視眼的になりやすいですよね。そこから「あれもできてないこれもできてない、これは自分の根性が足りないのだ」と自責の念もわきがち。それだと自分の心情を置き去りにしてただ目標ばかり釣り上げてしまうので、「自分への粗探しを一旦やめる」は大事なことだと思います。

……と書きながら私も気づくとその状態だったりする一人でして、だからこういう場を持ちたいと思った次第。

今回のジャーナリング会に関して言えば、重要なのは「気負わないでのびのびと自分の内面と向き合う時間を持つこと」であり、「立派なTODOリストをつくること」ではなかったのでこのように進めました。が、後者のようなテーマの会をやってもおもしろいかも。

またやりたい

私はファシリをしながらのジャーナリングでしたが、それでも途中でポンッと新しい気づきが飛び出す瞬間があり、とても有益でした。

単純に面白かったので、機会があればまた参加者を募ってやってみたいです。「みんなでやる」ことによる一種の強制力や適度な緊張感、と同時に近い境遇の人たちに感じる安心感などが、育児で麻痺した思考回路にはいい刺激になる気がします。

育児と仕事の両立に奮闘する皆様、お互いまだまだ頭がパンクしやすい状況だとは思いますが、引き続きやっていきましょう(頑張りすぎずに)。


私への開催リクエストは歓迎です!

この記事が参加している募集

新生活をたのしく

読んでくださりありがとうございました。「これからも頑張れよ。そして何か書けよ」と思っていただけましたら嬉しいです。応援として頂いたサポートは、一円も無駄にせず使わせていただきます。