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エネルギーと免疫

私はアメリカの病院で統合医療の専門医として通常医療では調子よくなられなかった患者さんたちのコンサルテーションしています。投薬治療やサプリなどケミカルな「物質」による治療と運動などの「メカニカル」な治療に加えて、バイオエネルギー的な「エネルギー」の治療も組み合わせています。

私たちはバッテリーで動いています。ミトコンドリアが作ってくれるATPという物質が私たちの電気通貨であり、それが身体の中を巡り、細胞達が生命維持活動に必要な作業を可能にしてくれています。なのでバッテリーとエネルギーのケアはとっても大切です。

「エネルギーの収支」という観点で1日を見てみてみるとこれまで気づいていなかった「エネルギーを消耗してしまう何か」に気付けるかもしれません。

自分の中で言いたいことがあるのに飲み込んでしまったり、ノーと言いたいのに体裁を気にしたり人間関係を気にしたりして「イエス」と言ってしまう時、自分のエネルギーがどうなっているのかちょっと感じてみましょう。そのようにして請け負ったやりたくない事をやっている時、エネルギーをすごく消耗している事に気づくかもしれません。そんな時に「自分の電池を守る」ために必要なことが何なのか見えてくるかもしれません。それはもしかしたら「言いづらい事でも相手の気持ちを気遣いながらきちんと伝えられるコミュニケーション能力」や「依頼をお断りする時に相手の気持ちを察しながらもちゃんとお断りできる断り方」を身につけるなど自己成長の課題かもしれません。「ノー」と相手に言う時の、自分の中のエネルギーを感じてみましょう。「こんな事人に頼むなよ!」のような批判的な気持ちので言う「ノー」にはどんなエネルギーが宿っていますか? きっと言う本人もいわれる本人もかなりエネルギーを消耗してしまうような感じを受けることと思います。批判的な気持ちを自分に対しても他人に対しても抱く事なく、相手に対してのコンパッションを持ちながら言う「ノー」の中には発信しやすいエネルギー、受け入れやすいエネルギーが流れているかもしれません。

私は、私達を作る一つ一つの細胞の電位に気づき、エネルギー使いのようにそのエネルギーが滞りなく心身を巡るよう自己統制できると、その人らしい「輝き」が生まれるのだと思っています。私の職場のすぐそばに素敵なジムがあります。どんなに疲れていてもジムについてしまえば、エクササイズしておられる方々のすっごいポジティブなエネルギーが充満しているので、私もやろう!っていう気になれる不思議なジムです。老若男女皆、真剣にそれぞれの運動に取り組まれており、きっと一人一人が運動しながら発している電位がフィールドを作っており、そのフィールドに入ることで、私はボルテージを与えてもらえているのかな〜と感じています。

世界の色々な国を訪問中の新型コロナ君がいる今、以前のノート免疫力をあげる20の方法で17番目に「ノー」と言いたいのに「イエス」と言ってしまうをやめましょうって言う事を入れたのは、エネルギーの収支を管理する事で免疫チームがバッチリ働けるためのエネルギーをちゃんとセーブしてこんな大切な時にバッテリーが上がってしまわないようにしましょう!っていう意味です。またバッテリーのレベルが高く輝いている方々の周りにはバイオフィールド(その方の細胞が出す電位が身体の周りにある)が電子たっぷりな状態になっており、(一緒にいてエネルギーが出るような方達とはそのような方々)、そんな方々が増えると社会全体のエネルギーレベルも上がり、私の通っているジムのように「やる気」と「ワクワク感」がいっぱいの場につながるのではないかなって言う気持ちと願いも込められています。

私は日光に当たりながら深呼吸しボケーっとするのが好きです。瞼に感じるほんのり温かい春の日差しの裏側で「ビーチに寝転んでリラックス」している自分が見えて来ます。砂の暖かさや太陽が放出する幸せないっぱいのポカポカ感に心を自由に遊ばせていると、自由で軽やかな気持ちが身体に充満して来ます。まるで自分のバッテリーが充電していき自分のエネルギーが整うのを感じます。

一日の電位の収支を意識することで、自分のエネルギーを仕事や友人から吸いとられないように上手くやっていくために必要なスキルや課題が見えて来ます。今日は誰とあって何をして、どんな気持ちになって、と辿っていくと、自分自身がバッテリーを消耗している事に気づく事もあります。自分がもっとも快適で強くハッピーでいられるような1日を自分でデザインできるようになると、もっと自由で快適な毎日を楽しむ事ができるかもしれないと思います。



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