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GOOD DESIGN EXHIBITION 2018に出展しています

ずいぶんと告知が遅くなってしまいましたが、私が現在関わっておりますポケットチェンジが本年度のグッドデザイン賞を受賞し、現在、六本木ミッドタウンで行われているGOOD DESIGN EXHIBITION 2018にポケットチェンジ端末が出展しています。

ポケットチェンジは昨年2017年より羽田空港への設置を封切りに現在では新千歳、成田、セントレア、関空、福岡と言った日本の主要な空港や、HISや日本旅行などの旅行代理店、その他ドン・キホーテなどの商業施設やホテル、観光案内所など、おおよそ30台が稼働しております。

1年ちょっとの間に、これだけの台数を様々な場所に設置させて頂き、多くの方に使って頂いているのはひとえに、海外旅行で余った使いみちのあまりない外貨を簡単な操作でSuicaやAmazonギフト券などに交換する、あるいは日本に居ながら日本円をWeChatなど海外で使用できる電子マネーに交換するといった価値提案を多くの方に受け入れて頂く事ができたおかげではないかと考えています。

ところで評価コメントを読むと、下記のように書かれております。UIやUXは良いが見た目のデザインがイマイチと言うことで「グッドデザインとは何か?」と言った観点で問題提起してしまったようです。

複数の国の硬貨紙幣を一度に投入して電子ポイントに変換できるという新しい価 値を初見でもわかりやすいUIで実現できているのは他に類を見ず、ユーザーにとっての利便性も高い公共プロダクトに仕上がっている。ただし、装置の外形デ ザインへの配慮が足りていない点について、審査チームのなかでは根本的な問題 提起がなされ、グッドデザインとしての評価軸をどこに設定するかが問われた事 例でもあった。公共的な空間に配置される機器となるので、今後は機能的な利便性だけではなく、周囲の環境と調和するプロダクトデザインを心がけられることを強く期待する。

審査委員方の言いたい事はもちろん分かるのですが、そういった議論がありながらも受賞できてしまうグッドデザインは非常に理解があるなと感じます。また、デザインは見た目だけの話だけではなく、こうしたプロダクトも、特定のパースペクティブにおいてはグッドデザインであるというという価値観が、グッドデザイン賞展示会と言った機会を通して一般に広く認知されるのはそれはそれでアリなのかもしれないなと自己を正当化してみたくなりますね。

なお、グッドデザイン展示会は、2018年11月4日の日曜日までとなっております。会期が非常に短くなっておりますが、興味のある方はぜひ足をお運びください。



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