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スタートアップ × デザイン@東北グロースアクセラレーター

先週末は仙台にて東北グロースアクセラレータのDemo Dayに参加しておりました。

UQiYOさんのオープンニングアクトで始まりスタートアップ関係者のトークイベントや、イベントのメインとも言える、東北グロースアクセラレータ採択者のピッチなど、非常に盛りだくさんの内容でした。

私も、このイベントの一部である「スタートアップ×デザイン」というタイトルでパネルディスカッションセッションに参加させて頂き、スタートアップに求められるデザインについてお話させて頂きました。

お話させて頂いたトピックとしてはこんな感じ。記憶のみで書いているのでちょっと抜け落ちてるかも知れませんが。

デザインとはなにか?

今回のパネルディスカッションに挑む前に、登壇者間でどのあたりのデザインをテーマにしようかという話で盛り上がりました。

現在のデザインの潮流としては、サービスデザインやUXデザインなどの言葉で表現される領域のように、従来のグラフィックデザインあるいはUIデザイン、ビジュアルデザインなどの領域に比べて、取り扱う範囲がかなり広くなって居ます。デザイン思考などという言葉がある程度の市民権を得たとはいえ、まだまだ一般の人にとっての「デザイン」とは見た目に関するものであることが多く、彼らの期待としては見た目に関する話である事も否定できません。

そこで、セッションの頭にデザインとはなにか?という話をモデレータの方から振って頂き、各登壇者の考えを述べさせて頂きました。私の場合はというとデザイン、あるいはデザイナには下記の3つがあるという話をさせて頂きました。

- 機会発見
- ストーリーテリング
- 実行

機会発見とはつまり、解決すべき問題、あるいは価値を生み出すべき領域を見つけること。ストーリーテリングとはアイディア、コンセプトなどを様々な手法でステークホルダーに伝えること。そして実行とはアイディアやコンセプトを形にして社会にデプロイしていく事ですね。

スタートアップにデザイン思考は必要なのか?

さて、次のトピックとしてはデザイン思考。デザイン思考について聞いたことのある人は挙手を…とお願いするとちらほら手が上がり、それなりに知名度のある単語であることがわかります。

とはいえ、デザイン思考がスタートアップに必要かと言われると非常に難しい質問でもあります。そもそもデザイン思考とは何か?という話もありますし、仮にデザイン思考をきっちり定義できたとしても、スタートアップは100社あれば100通りの状況があり、この振れ幅は、大企業のそれよりも遥かに大きいと言うのが私の印象です。そのため、デザイン思考が必要かどうかは会社のフェーズや置かれた状況によっても異なり、簡単に回答できるものでもありません。

とはいえ、デザイン思考を前述した3つのステップ、つまり「機会発見」「ストーリーテリング」「実行」と捉えるのであれば、これはすべてのスタートアップにとって必要な事であると思います。社内、あるいはプロダクトに関する課題や、改善すべきポイントを見つけ、その必要性を社内の関係者やステークホルダー、あるいはユーザーに説明して実行に移す。企業によって、このプロセスは様々な形態を取るかと思いますが、多くのスタートアップにおいてデザイン思考は有効でしょう。

スタートアップにおけるデザイナー採用あるいはデザイン投資にまつわる話

スタートアップにおける悩みのタネのひとつはデザイナーの採用、あるいはデザインに対する投資の話かと思います。プロダクトを作るためにはエンジニアの力を借りる必要があり、そこにはスタートアップの初期フェーズから投資が必要であることは説明不要でしょうが、デザイナーを採用、あるいはデザインに投資するタイミングはどのタイミングが適切になるのか。そしてどの程度のリソースをそこにかけるべきなのでしょうか。また、デザイナーを採用するとして、1人目あるいは初期フェーズで必要なデザイナーとはどのようなデザイナーなのでしょうか。

デザイナーに求められるマインドセットとして、見た目のデザイン、つまりスタイリングだけではなく、ビジネスやエンジニアリングなど、広範囲に目を配り必要なら自分の守備範囲以外にもガンガン首を突っ込んでいける人が向いているのだろうなとは思います。そもそも立ち上げのスタートアップでは、それぞれの職務範囲が明確に決まっているわけではありません。そうした環境を楽しみつつ、デザイン面でバリューを発揮出来る人が理想ではあるものの、ビジネスやエンジニアリングを理解しているデザイナーがそれなりにレアであることも理解していますので、実際にはデザインの仕事にこだわらず、ごちゃごちゃした環境を楽しめる人、ということになるのでしょうか。

スタートアップ(スタートアップに限った話出もないのですが)に関わる人は基本的に全員、少しでも良いプロダクトを世に送り出したいとみなが考えています。しかしながらその考え方、つまり理想とするプロセスやロールには様々なものがあります。エンジニアから見たプロダクトの作り方とビジネスサイドから見たプロダクトの作り方、あるいは会社組織の捉え方には多少のギャップが当たり前ですし、デザイナにはデザイナの捉え方があるでしょう。これら様々なパースペクティブを理解した上でファシリテートしつつ、モノづくりを加速させて行くことが出来ると更に良いですね。

また、デザイン投資という観点から言うと最近は、正しいものを最短距離で作るためにデザイナーが貢献できるのではないかとも思うようになっていますが、このあたりは今後noteに書いていきたいと思っています。

おわりに:仙台で食べた美味しいもの

普段の生活圏とは異なる場所に行くと、その土地ならではのものを食べたくなりますよね。

牛タン@旨味太助

ラーメン1@末廣ラーメン本舗 仙台駅前分店

ラーメン2@らーめん堂 仙台っ子 仙台駅前店

黒砂糖まんじゅう

萩の月


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