駆け出しの個人事業主よ!!素直にお金はもらいなさい。(体験談)

こんにちは、カイダです。
個人事業しか選択肢の無かったわたしのお金に関する体験談です。

■趣味の手掘り仏像おいくら万円

数年前のお話です。
手のひらサイズの仏像彫りが趣味だという女性に出会いました。

私自身、仏像に興味があり作品があるなら見せて欲しいといくつか拝見させていただくと、そのどれもが素晴らしく「いくらだったら売ってもらえますか?」と段取りを無視して無作法に尋ねてみました。

すると彼女は、こんな趣味で作ったものタダでいいですよと動じた様子。
聞けば、趣味で作った独学の仏像にお金を払ってもらえる価値なんてあるわけないといった感じでした。

趣味はお金をかけるものではなく、お金を生むもの

これはわたしが小規模ながら経営者として経験を積んだ中で感じていることなんですが、趣味から派生した商品やサービスの魅力ってものすごく高いんです。それに一旦売れ出すと息の長い商売が可能になる。

世間では、趣味をビジネスに切り替えるタイミングが難しいとのこと。
正直、わたしはタイミングなんか別にどうでもいいじゃんって思う方なんですが、真面目な人ほどちゃんとお金をいただける形になるまで売りませんなんて考えを持ってたりします。

個人のこだわりをとやかく言うつもりはないので、それでもいいとは思うんですが、お金を出してでも欲しいという人が現れた時には、素直に売ってもいいんじゃないって思ったりもします。

最初はタダでいいですよ

これ口にする人結構いますよね。
わたしもよくやります。

これね、やっていいのは商売が軌道に乗った事業主さんで、起業したばかりの事業主がやってもあんまり意味ないと思います。

というかデメリットのほうが多いんじゃないかな。

ある程度商売を成立させてる事業主なら、タダでいい代わりの算段がついてるし、実際回収もできるんですが、はじめたばかりの事業主がそこまでできるかといったらそうじゃありませんよね。

そもそも、商売をすでに成立させている事業主の「タダでいいですよ」は、自身の扱う商品やサービスに自信があるから、前述のようにいくつもの算段の上で提案できるのであって、駆け出しの事業主の「タダでいいですよ」はまずは知ってもらってよかったら買ってください的なスタンスですよね?

お金をもらうことを恐れるな

タダでもらってダメなところを指摘してくれる人ってそうはいませんよ。
駆け出しの事業主こそ、顧客の生の声を聞いて改善を重ねていくのが王道だし効率のいい取り組み方だと思います。

タダにすることで、そのチャンスを無駄にしてしまっては本末転倒です。
経費までかけてるんですから。

もっと言うと、魅力のない商品やサービスはタダでも貰ってくれません。
いいなと思うから貰ってくれる。

だからね、遠慮や恐れは捨てて、まずは売っちゃいましょう。

未熟でも納得いかなくてもいいんですよ最初は。
わたしも、振り返るとあの時あのクオリティの商品をよく買ってくれたなぁって思うことがあります。

何が良くて何が悪いかなんて世に出してみないとわかりません。

結果として滅茶苦茶怒られたこともありますし、返品の嵐だったこともあります。でもねぇ、学びましたよ。そこから鬼の改善です。
徹底的に改善を継続して形にしていく。

これが普通になった時、いつのまにか経営が安定してたんですよね。
わたしはそんなもんでした。

まとめ

駆け出しの事業主さんこそ、怒られるためにガンガン売りましょう。
遠慮は禁物です。

そんなにご自身の商品やサービスに自信が持てないのなら、起業なんかやめて、それこそ趣味か何かでやってたらいいと思います。

ここまで強い物言いで何様だよと思われてそうですが、ものすごく魅力ある商品やサービスを持って起業されてるのに、そういった理由で失敗している人達を多く見ているからどうしても口にしてしまうんですよね。

本当にもったいない。
今回のノートが誰かの参考に少しでもなってくれれば。

それではまた。

サポートありがとうございます。すごく嬉しいです。 いただいたサポートは、久住・九重の大自然の魅力向上と難病患者の働き方改革につなげていきます。