見出し画像

キリスト教における「愛」とは?

愛は愛であるという言葉は、LGBTQ+コミュニティと活動家たちがよく使うスローガンです。この言葉は、愛の自由と平等性を主張するとともに、愛の対象や表現方法に関係なく、すべての愛が等しく有効で価値があるという考え方を表しています。しかし、この言葉は聖書の教えと矛盾する部分があります。聖書における愛の観念は、C・S・ルイスの『4つの愛』に基づいて、愛情(ストルゲ)、友情(フィリア)、恋愛(エロス)、慈愛(アガペー)の4種類に分けられます。これらの愛はそれぞれ異なる性質や目的を持ち、ある愛が他の愛と必ずしもイコールではないという観念があります。例えば、エロスは性的な愛であり、アガペーは無条件の愛です。エロスは自分の欲求を満たすための愛であり、アガペーは相手の幸せを願うための愛です。エロスは不随意的で利己的な側面があり、アガペーは随意的で利他的な側面があります。エロスは「恋に落ちる」という表現でよく表されますが、アガペーは「愛する」という表現でよく表されます。エロスは感情によって変動することがありますが、アガペーは意志によって安定することがあります。

ここから先は

1,201字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?