2024年の抱負は「不言実行」~3分で振り返る2023年と、4分で共有する2024年の抱負~
私のことを知ってくださっている皆さん、昨年はお世話になりました。
はじめましての方が読んでくださっていたら、はじめまして。ハンガリーの大学で医学を学びながら、予防医療の分野で起業準備をしています、みき(@miki_fujito)といいます。
年始に日本に帰国したのですが、新年早々体調を崩し、ようやく体調が戻りました。遅くなりましたが、このnoteでは2023年の振り返りを3分で、2024年の抱負を4分で共有してみたいと思います。
3分で振り返る2023年
あっという間の１年でした。３つのフェーズがありました。
1~6月：ヘルスケア事業に興味をもつinハンガリー
医学生として色々な診療科を回る中で、予防できる病とできない病の鮮明な対比にもどかしさを感じ、予防医療に興味を持ちました。でも予防医療の医師は病院にはいない。そこで何ができるかと考えた結果、起業という形なら一つのプロダクトで潜在的な多くの患者さんを救えるのではないかと思うようになりました。
起業に関して最初は無知だったので、まずはヘルスケア企業について調べたり、相談できそうな人に連絡を取ったりしてみました。
自分なりに解決したい課題ができてからは、使ったことのなかったGoogle ドキュメントや スライドを自己流で使ってみました。今でもスライド作りは上手ではありませんが、振り返ると初期のスライドはもっとひどいものでした（笑）
何人かには定期的にオンラインで相談に乗ってもらえていて、とてもありがたかったです。
6~8月：日本へ帰国→新しいことだらけの3ヶ月
4年の後期を終え、6月下旬に日本に戻りました。濃い3ヶ月でした。
帰国直後からIVSに参加したり、100BANCHというアクセラに採択してもらったりしました。 人に会うなら東京の方がいいと思い、実家のある大阪から東京にも引っ越しました。
それでも何から手を付けたらいいのか分からず困っていたところ、大きなきっかけとなったのが、Skyland Venturesの木下さん(@kinoshitay)らが企画してくださったスタートアップBBQと、HAKOBUNEの高橋さん(@momo19nam)やCyberAgent Capitalの矢崎さん(@cac_yazaki)ら企画のStudent PitchというU-25起業家対象のメンタリングイベントでした。
このイベントを機に、沢山の方々に繋げてもらったり、相談に乗ってもらったりするようになりました。起業のことをまだ全然理解していないのに起業したい、という野暮な人間に対して沢山耳を傾けてくださって感謝しています。（もし起業したいと思っている学生がいたらとってもおすすめです！）
休学も本格的に考えるようになりました。
親しい友人には休学することを伝え、2023年に起業と同時進行で関わっていた別のプロジェクトを、自分の事業に集中するため辞退する決断もしました。自分の目指すことを優先する判断で無責任だったと思っています。でもここまで人や環境に恵まれることはないのだろうなと思い、この時にこの機会を無駄にしたくありませんでした。
最終的には、複数の理由から、休学せずにハンガリーで起業の準備を進めることにしました。（理由はここで触れるつもりはありません。）
慣れない大都会という環境の違いに戸惑いもありましたが、東京に行って本当に良かったと思います。
9~12月：アメリカでアクセラ→ハンガリー帰国
9月上旬からは経産省のプログラムでアメリカでのアクセラに参加しました。（これについては別のnoteに書いています。）
持っていった仮説が全然成り立たなかったので現地で事業内容を変えた後、アメリカからハンガリーに戻りました。
ハンガリーでは大学の授業があるとはいえ、5年生は、試験期間を除けばそれほど忙しくなく、「事業：勉強」の割合はだいたい「7：3」くらいで時間を使いました。
ハンガリーでの３ヶ月は、アメリカで出会った方々からのメンタリングや仮説検証のインタビューがほとんどでした。
でもこの期間は率直に言って、うまくいかないことが多かったです。
こうすれば良いかなと考えはあっても、なかなか行動に移せませんでした。
また、アクセラやビジコンにも挑戦しました。まだプロダクトもなく、当然評価されないものがほとんどでしたが、いくつかは評価を受けることができました。まだプロダクトがない状態で評価を受けることに少しの喜びを感じる一方で、本来なら結果に基づいて評価されるべきところで、期待のみで評価されていることに喜んでるのは変だなと、感じました。それでもやっぱり、評価をしてもらえると少し嬉しかったです。
2023年を振り返って
知らないなりに、知るために行動したことは良かったと思っています。
けれど、色々な方とお話をする中で、自分が何かすると公言することは良いことだと思っていたけれど、できない約束はしてはいけないと感じました。実現したいことを人に話しているだけで、結局実行に移せていないと、自己評価が下がるだけだったらまだしも、人からの信頼も失いかねません。
信頼性を保つためにも、自分の言葉に責任を持つこと、そして実際に行動に移すことが大切だと感じた1年でした。
2024年の抱負
そんな2023年の反省もあり、毎年家族恒例の書き初め、今年は「不言実行」にしました。
【不言実行】あれこれ言わず、黙ってなすべきことを実行すること。
2023年（特に後半）は考えてばかりで実行に移せないことが多かったり、「これをします」と言っていたことを達成できなかったことがあったからです。
2024年は、人に、自分の実現したいことを言葉で伝えるのではなく、実際に行動で示せるような１年にしたいです。
そんなことを言いつつも、2024年の目標を事業編、勉強編、日常編に分けて書いてみました。言葉より行動を重視するという今年の抱負から矛盾じゃないか、とつっこまれそうですが、ある程度は目標が欲しかったので書いてみました。
１. 事業編：「#起業しろ→#起業した」へ
①サービスのリリース
今年からはWomentureと言うEUのアクセラや、DMZというカナダのアクセラ、Makers Universityという日本の学生起業家のプログラムなど、環境は既に沢山準備をしてもらっています。
できない約束はしない、といった直後のこの約束なので、覚悟はあります。
②ニュースレター読者 最低300人
くろますお(@kuromasuo)さんというクリエイターの方のニュースレターに関する発信をtwitterで拝見して、2024年、ニュースレターを始めました。
海外の方向けに、日本人の長生きの秘訣について発信する予定です。日本の健康寿命は世界で常に上位だからです。英語ですが、もし良かったら読んでみてください。→ https://ikigaicarejapan.substack.com/
③ SNS (Linkedin, Facebook, Twitter, Instagram)のフォロワー 計1万人どのメディアに重点をおくのかは変わるかもしれませんが、FacebookとLinkedinを今は特に頑張りたいと思っています。
２. 勉強編：トリプル医師免許対策
卒業後、研修医として現場で働くのか、会社に全振りするのか、どの国で働くのか、何科の先生か、まだ正直未知です。
ただ、今の事業を海外で展開したいこと、また免許の有無で働ける国が狭くなるのは嫌なので、日本、アメリカ、EUの医師免許は取ろうと考えています。
①USMLE(米国医師国家試験) STEP 1 合格
米国で医師になるにはUSMLEという３段階の試験に合格しなければいけないのですが、その内２つは学生時代に取得ができます。
2023年の年末に、USMLEを受験する生徒の多くが使用する教材がバーゲンをしていて、360日契約で買ってしまった（高かったです…）ので、360日以内に合格したいです。
②ハンガリー語 Duolingo毎日継続
絶対続かないだろう、と思ってたら、意外と続いてます。楽しいです。
ハンガリーに５年も住んでいるのに、あまりハンガリー語が話せないことがコンプレックスなので、2024年も毎日続けようと思います。
ちなみにもっと早く初めとけばよかった、と後悔してます。これを読んでくださっていて始めようか悩んでいる方がいたら、いますぐ始めることをお勧めします（笑）
③日本の医師国試対策開始
医学用語は漢字が多すぎて、日本語の参考書を見る度に、漢字恐怖症になってます。克服します。
３. 日常生活編：-5kg減りますように
ここからはほぼ趣味です。
①週3ジムとサウナ（ハンガリーにいる時に限る）
最近ハンガリーで通ってるジムに無料でサウナがついてることを知りました。今頃サウナにハマって、先学期週３回は通いました。引き続き通います。
②フルマラソン、サブ4
去年10月に出たブダペストマラソンはサブ4.5（4時間30分をきること）が目標で、4時間29分。ぎりぎり達成でした。
2024年はもっと練習して、またギリギリで良いので、次はサブ4目指します。
③食生活を改める（お菓子はほどほどに、炭水化物ばっかり食べない、自炊する）
抽象的なのは分かっています。食べるのが好きで、これに関しては数字で制限したくないので…気持ちだけでも頑張ります。
2024年もよろしくお願いいたします。
今年の書初めは「不言実行」にしたため、言葉で達成したいことを書くのはこれくらいにしておきます。あとは、実際に行動で示せるような1年にします。
今年も皆さんの活躍を拝見して刺激をもらいながら、頑張りたいと思います。
皆さんの2024年も素敵な1年になりますように！
X: @miki_fujito
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