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南アフリカはいま。【 #DMM英会話日記 】

私にとってオンライン英会話は、もはや英語のレッスンのためではなく、異文化交流や生きた世界情勢を知る、いわば、To avoid one-dimensional(一元的になるのを避ける)のためのツールになっている。

先日は南アフリカの先生と話して、日本もまぁ色々問題はあるけれど、世界にもまた色んな困難があるものだと思った。

「南アフリカはまだ700人くらいしか感染者がいないんだけど、3月26日からロックダウンが決まったんだ」と彼は言う。

数としては世界的に見れば大きくないのになぜロックダウンに踏み切ったの?と聞くと、「ある種のパラノイアもあると思うけれど、感染のスピードが早いからだよ。だって最初の患者が見つかったのは3月の初めなんだよ。それから毎日倍のケースで数が増えてる。It is spreading extremely first.」とのこと。

それでも、若い彼にとっては、病気そのものよりも経済的な打撃のほうが恐ろしいようだ。

「南アフリカはもともと貧乏なんだ。そのうえ都市の封鎖なんてしたら、僕の考えでは再起不可能なほどの打撃を受けると思う。少なくとも5年は立ち直れないだろう、少なくともだよ。とてつもなく長い間、経済的に苦しい状況が続くと思うよ」
「それは心配だね。失業者が増えたりすると治安も悪化するだろうし」
「南アフリカはそもそも犯罪率だって高いから、政府はいま街に軍隊を配備しているんだけど、それがもう銃の使い方もわからないような素人ばかりで、全くトレーニングされてないんだよ。子どもを雇ったほうがマシだって思うくらい(笑)」

彼は前回のレッスンでも警察の腐敗を嘆いていたけれど、話を聞くだにうまく逃げ切ってほしいと思う。

「日本はなんで政府は外出自粛をsuggestするだけなの?」と聞かれたが、「日本の政府には、強権を持って都市を封鎖するような権限がないんだよ。そういう法律がないの」と説明したかったが、うまく英語で言えなかった。



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