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なぜ働いていると本が読めなくなるのか 読書記録2024.23

みなさまごきげんよう
八月が始まりましたね。毎日蒸し風呂にいるかの如く、湿度が高い日が続いております。みなさま体調を崩されませんよう。
本日はこちらの一冊。

・自己啓発書の特徴は、自己のコントローラブルな行動の変革を促すことにある。つまり他人や社会といったアンコントローラブルなものは捨て置き、自分の行動というコントローラブルなものの変革に注力することによって、自分の人生を変革する。
・自己啓発書は「ノイズを除去する」姿勢を重視している。
・本を読むことは、働くことの、ノイズになる。
・ニートをつくり出したのは、実は「やりたいことを仕事にすべきだ」という風潮
・働いていて、本が読めなくなってもインターネットができるのは、自分の今、求めていない情報が出てきづらいからだ。
・「情報」と「読書」の最も大きな差異は、知識のノイズ性
・教養とは、本質的には、自分から離れたところにあるものに触れること
・半身で働く
・自分から遠く離れた文脈に触れることーそれが読書

本文より

なるほど、の一言に尽きます!
確かによく考えれば、自己啓発の本がすらすら読めてしまうのは自分のコントローラブルの行動にフォーカスしているからであり、自己啓発書を読むことで「行動」、「改善」しようと思える事が、すなわち自分でコントロールできる情報を得る事ができるからであると思います。また、毎日仕事に家事に育児に忙しい中で、十分な本を読む時間の確保が難しくてもインターネットができるのは、自分が好きな分野へアクセスしているからなのだと、納得。
また第9章と最終章は引用したい、心に留めておきたい内容ばかりで、何度も読む価値がある内容でした!!!そして少し励まされた気もします。笑
労働と読書の歴史を紐解き、詳細に分析されている本書は定価1100円では安すぎるほどです。おすすめです。

それではみなさまごきげんよう。

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