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おでんの季節。

みなさんはおでん好きですか?
私は寒くなると食べたくなります。結構好きな部類に入る食べ物です。しかし、実は昨年は自分で作ることなく季節が過ぎていきました・・・。

今年こそ!と思い、今期は早め(私にとっては)に登場させてみました。特に難しい技術がいるわけでもないと思うけれど、私には理想のおでんがありまして、なんだか作るのに気合がいります。

理想というには大げさなんですが母の作るおでんが好きです。一番好きなのは手作りがんもどきで、それがないとなんだかさみしくて嫌なのです。そうなるとなんだか作るのが遠のいていくのです。いや、がんもどきもそんなに難しくありません。むしろ簡単だと思うのですが、肩に力が入ります。

今思うと、母が、がんもどきを作ってるときいつも父が「お母さんのがんもどきはおいしい。」と言っていたのが刷り込まれているのかもしれません。父もこのおでんのファンなのでしょう。

母のおでんにもう一つ必要なのが、灯油のストーブです。一日中おでんがのっていて甘辛い、いい匂いがずっとしていました。あの使い方は、実際正しいストーブの使い方だったのかはわかりませんが、やはり一日中火にかけたおでんはいい感じにだしがしみてほんとにおいしかった。うちではずっと火にかけるわけにいかないので、バスタオルで保温してみたり、アルミでまいてみたり、いろいろしてみるけどやはりかなわないです。

私にとって、いわゆる「おふくろの味」というのがおでんなのでしょう。
時間と手間をかけて私たちのために作ってくれるごはん、なんて贅沢なんだろう。と今さらですが気がつきます。母にそんな気持ちはないところがまた、何というか胸が熱くなるという感じでしょうか。

私の作るおでんがこの子達の記憶に少しでも残ればいいなと、ちょっとだけ思うのは贅沢かな?思ってるうちはダメなのかな?と思いながら、この冬はあと何回かおでんを作るぞ!とここに宣言しておこうと思います。

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