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【SDGsを考える】不要になった服を回収!「BRING」で循環する経済を後押し

Category : LIFE STYLE
2020 / NOV / 2 by MIKI TAKEDA(Tailor Bijoux)

先日銀座のBARNY’S NEW YORKを訪れた際、ある冊子が目に飛び込んできました。今日は【SDGsを考える】連載シリーズ、ファッション業界についてのお話です。


BRINGとは

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 「不要な服を回収して新たな服を生む」というサービスで、工業製品からビジネスモデルやイベント活動などを含む幅広い領域においてデザインが優れているサービスに送られるGOOD DESIGN賞を今年の2020年に受賞しています。

Point! 利用方法は簡単!
 「回収参加企業」の店舗に着なくなった服を持ち込むだけ。その後は、企業の方で着られそうなものはそのまま古着としてリサイクル、原料で再活用可能であれば最適な方法で活用して頂けます。


ファッション業界は石油業界に次いで2番目に環境負荷が高い産業

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 以前筆者は女性経営者のセミナーに参加し、アパレル企業を経営されている女性の講談を聞いたのですが、その中で衝撃的だったことがタイトルにある「ファッション業界は石油業界に次ぐ2番目に環境負荷が高い産業である」という事実です。今回のBRINGの取り組みでもその重要性が強調され、あらためて再認識することとなりました。
 あまりにも身近で、かつ嗜好や体型、デザイン性と結びつくファッションは、人為的に素材や色彩に手を加える行為が当たり前で、自然に負荷をかけています。そしてそれが地球規模となれば、凄まじい脅威となってしまうのですね。

Point!
● 世界銀行では工業用水汚染の17~20%が染色と仕上げによるものであると推定
● 綿のTシャツ1枚を作成するために使用される平均水量は、推定2,500リットル
● 繊維産業のGHG(温室効果ガス)排出量は世界全体の約10%
参考:https://dime.jp/genre/842030/


筆者の考え

 自分があとどれくらいこの世に存在するか、(筆者は子供はいませんけど)自分の子孫にどれだけ影響があるのか、なんて今から考えるの無意味に等しいですが、やはり自分の身近なことで地球環境を汚染しているなんて、気分が良くないですよね。それに、もしも不要になった服が然るべき形で生まれ変わって再生され、サーキュラーエコノミー(循環経済)に貢献できたら言うことなし。そのような気持ちに対してひとつの回答をBRINGが提案してくれています。
 しかし、ファッションと個人の関わり方はとても奥深いものだと感じています。一概に一つの回答で自分を縛るのではなく、自分にとっても、地球環境にとっても、気持ちの良い関わり方というものを自分でオーダーメイドに見つけていくしかないと思っています。持続可能な社会に向けて、ファッション業界が、自分が、どう関わっていくか、色々な角度から見ていく必要があるなと感じる今日この頃でした。



【「SDGsを考える」過去連載】 <次回は11月19日(木)頃を予定>
Vol.1 エコファー、リアルファーはどちらがサスティナブル?
Vol.2 環境の為に何を食べる?「わたしと野菜と肉と」

ここまでお読み頂きありがとうございます。ご意見・ご感想参考にさせて頂きます。

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オーダーメイドワンピース・ファッション小物店 【Tailor Bijoux】(テイラービジュー )
都内近郊出張可。リモートオーダーも対応しております。
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文責 : 武田 美樹 / Tailor Bijouxオーナー兼デザイナー
★取材・執筆依頼受け付けておりますのでお気軽にご相談ください★
(得意ジャンル : ファッション、ライフスタイル、お酒)

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