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「真っ白から始めよう」



Tailor Bijoux Blog :Apr/11/2020
【「真っ白から始めよう」】

この1ヶ月で人々のライフスタイルが一気に変わってしまいましたね。
わたしはというと緊急事態宣言の少し前から自粛生活を行っていたのですが、その時にふと1冊の雑誌を買いました。

その雑誌というのがNumero Tokyoの5月号なのですが、普段はWEB派の私がなぜ紙の雑誌を購入するまでに至ったかというと、紙の雑誌が元々は好きだったからという理由だけでなく、表紙のビジュアルとタイトルから目が離せず、手元に置きたいと思ったからです。

「真っ白から始めよう」

なぜ真っ白?と考えた私は少々ニブいのかもしれませんが、前回のブログでエシカルファッションのことに少し触れさせて頂きました。実は元々2020春夏シーズンのファッション業界では多様な価値観や倫理観が見直されている中で原点に立ち戻るという意味で「白」が存在感を強めていたのですね。

それに加えてこの新型コロナウィルスの感染拡大問題。

つい先日、イタリアのVOGUE誌が白1色のデザインの表紙を発表し、話題になりました。同誌によると、白は「尊敬の色」「生まれ変わり、暗闇の後の光、全ての色の集約」「我々の命を守る最前線に自分の命を置く人たちのユニフォームの色」だそうです。

いまわたしたちの多くは普段通りでない生活を強いられています。
死という悲しみをどこかで生み出していて、自分もさらされる危険性があるからこそ、社会全体で外出や人との接触を避けるようにするのはもちろん当然で、頭では理解できるのです。

でも社会全体(いやむしろ世界中が)が自粛してしまったら経済は?そうなったら今後のわたしたちの暮らしは?「ウィルス」という見えない敵が相手でいつ終息するかも確実に分からない現在、憤りやイライラをぶつける隙もなく、不安やストレスだけが増してくるのは事実です。

その一方で、例えば通勤時間や勤務時間、遊ぶ時間、カフェでゆっくりする時間、もしお子さんのいる方は保育園にお迎えに行く時間など、外に出るあらゆる「時間」をカットしたおかげで、自分にとって大切な時間、無駄だった時間に気付けたと思います。

ここでわたしが個人的に感じることは、この出来事によって普段より多くの考える「時間」を持たされ、物資や命の限りある存在に気付かされたいま、ひとりひとりの倫理観がより問われる時代が本格化すると思います。

ファッションにおいても原点回帰、本質志向の流れが起きています。色はファッションの楽しみそのものといっても過言ではないですし、カラーセラピーも存在するくらい人々の気持ちを左右しますが、色はある種メッセージ性がありすぎます。

例えばピンクは陽気でフェミニンすぎるし、ブルーは知的だけど時に悲しいイメージ、イエローは明るいけど真面目ではない、、、。今の世の中のようにネガティブさも加味しつつ、内省と清廉、未来へのポジティブな希望を与えるようなイメージを表すなら、それはホワイトしかありません。

さぁ、わたしたちも時に色んな雑念が生まれるけれど、未来に向けて白いキャンバスの準備を始めましょう。好きな色を塗るのはもう少し先。
みんなで乗り切りましょう!


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