見出し画像

物が壊れたりなくなったりするタイミングと人生の縮図

毎日のように使っていた
ガラスの小皿が割れた。

「人生の節目のまえぶれ」

が絶妙なタイミングで
訪れることを
何度も体感しているので
今回はすぐに小皿を処分した。

父からもらった指輪を
イタリアの街でなくしたときは
すぐにあきらめがつかなくて
歩いた道を逆に歩いて探した。

愛用していたマグカップに
ピシッと割れ目ができたとき
すぐには処分できなくて
箸を立てる容器として使った。

使える限り形を変えて
活用するのも悪くない。
やたらと物を捨てるのは
好きじゃないから。

今の家に引っ越してきたとき
それまで毎日使っていた
ガラス机のガラス版が
みごとに砕け散った。

次の場所にそぐわない物は
ベストなタイミングで
壊れたりなくなったりする。

そういうサインを
無視していると
身体に現れることがある。

なくなったり
壊れたりする物事の
メッセージを無視すると
身体にサインが現れる。

ちがう。
そっちじゃない。
もういいよ。
潮時だ。

そういう知らせを
わかりやすい形にして
鈍いニンゲンという
不器用な生物に
伝えてくれるのだ。

新しい小皿を探しながら
あちこちへ行ってみる。
納得できない物は
買わないことにしている。

ガラスの小皿をきっかけに
新しい仲間が家にやってきた。

テーブルクロス
キャンドルホルダー
液体石鹸詰め替え容器

汚れたり壊れかけていた
他の物たちが
どんどん綺麗になる。

リメイクして活用したい服
読みたいイタリア語の本
新しいノートも同伴帰宅。

「毎日の日常生活は人生の縮図」

目的に向かって動き出し
その道すがらに
たくさんの物事にであう。

自問自答しつつ取捨選択。
それを繰り返す。

素敵な週末をお過ごしください。

(はてなブログ「アレコレ楽書きessay」2022.8.27 転載)

Grazie 🎶