そもそも「数秘術」ってどんなもの?(1)起源・種類・算出方法
こんにちは、深山美希子です。
数秘術と出会ってこの春で丸9年になりました。
飽きっぽい性格の私(笑)が、これだけ長い時間を経てもなお魅了されている数秘術の世界。本当に奥深い世界です。
今日から何回かにわけて、数秘術って何だろう?ということを書いてみたいと思います。
数秘術に触れたことがない方だけでなく、知っている方にも改めて面白さが伝わったらいいなと想いを込めて。
①数秘術とは?
一般的には、「数字に特定の意味や象徴を持たせ、その意味を元に個人の性格・運命・未来等を読み解こうとする占術の一種」と捉えることも多いですが、数秘術(ヌメロロジー)の語源は、ラテン語の「数」。そのため「数字を使った学問」と捉えることもあります。
ちなみに数秘術について、1〜9のタイプに分ける診断のような印象を持つ方もいますが、私はそうした診断としての捉え方はしていません。
この点については、また別記事で書いてみますね。
▼数秘術の起源と歴史
数秘術の起源は、古代の哲学や宗教、特にピュタゴラス学派やユダヤ教のカバラだと言われています。
初期の形は古代バビロニア文明に見られ、古代エジブトでも数字は神聖視されており、ピラミッドの建設や宗教儀式において特別な意味を持たせていたようです。
その後、紀元前6世紀頃に活躍していた古代ギリシャの数学者ピュタゴラスによって、数には神秘的な力があるとされ、彼は数の性質や関係性を探求しました。
彼の学派は「全てのものは数である」とし、数を宇宙の基本原理と見なしたのです。
ピュタゴラスは当時の西洋人としては初めて東洋を訪れ、秘技を学び、真理の探求に情熱を注いだと言われています。
彼の創った言葉、Philosophia(哲学)の語源は、Philo=愛、Sophia =智慧という意味であり、彼は文字通り智慧の愛を伝承し、音と光の関係や、数の持つパワーを解き明かしていったのでした。
そして、紀元前4〜1世紀頃のヘレニズム時代になると、ユダヤ教の神秘主義であるカバラが発展し、数秘術の要素を取り入れました。
ここではヘブライ文字が特定の数字と関連付けられ、これらを通して聖書の解釈や神秘的な洞察を得ようとされたのでした。
その後時を経て、14〜16世紀のルネサンス時代において古代の知識が再評価され、数秘術も再び注目されました。
特に、ヨーロッパの学者たちはピュタゴラスやカバラの教えを研究し、これを基にした占術や哲学を発展させたとされています。
▼数秘術の種類
数秘術には、異なる文化や伝統に基づいたさまざまな種類があります。
それぞれの数秘術システムは、独自の方法で数字を解釈し読み解きを行なっています。
主な数秘術としては、以下の2つと考えています。
◆ピュタゴラス数秘術
ギリシャの数学者ピタゴラスに由来する
最も一般的な数秘術システム。
アルファベットに1〜9の数字を対応させ、
名前や誕生日を計算し性格・運命等を読み解く。
◆カバラ数秘術
ユダヤ教の神秘主義であるカバラに基づく。
ヘブライ文字に特定の数値を対応させ、
それ通じて聖書や宗教文書の深い意味を解釈。
カバラ数秘術では特に、「ゲマトリア」と
呼ばれる数値計算法が使われる。
日本において他にも多くの数秘術の名前を聞くことがありますが、この2つの要素(どちらか片方も含む)を入れてアレンジされたものがほとんどだと考えています。
▼数秘術の算出方法
数秘術における主なステップは以下の通りです。
1:生年月日の数字化
・生年月日を単一の数字へ変換する。
(例・1995年5月11日生まれ
1+9+9+5+5+1+1=31=3+1=4)
2:名前の数字化
・各アルファベットを数字に変換する。
(A=1、B=2など)
・数字に置き換えた各文字を合計する。
3:数字の解釈
・1、2の工程で算出された各数字から
それぞれが象徴する意味を元に読み解く。
*流派によって名前を用いない場合もあります。
より具体的な算出などは、次回、私が日頃用いている「現代数秘術」のご紹介と共に挙げてみますね。
次回は、②現代数秘術の魅力についてお伝えします^^
こちらでは、私自身が初めて数秘術に出会った時の話を書きました。
一緒にご覧いただけたらうれしいです♪
↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?