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キャリアを選択する、から、創る時代へ

今日は、私のパラレルキャリアの基盤であるファンリーシュ主催のセミナー「セカンドキャリアにシフトする~組織と個人が今からやること~」で学ぶ。『キャリア』というテーマは、私がその言葉を知った時からずっと私の興味関心の中心にあり探求しているので、今日のセミナーでも登壇者お二人の話を聞きながら、自分の中の記憶・体験・感情とシンクロすることがあった。記憶が新しいうちにメモを書いておきたい。

セミナー登壇者は、「日本成長戦略40歳定年制」を提唱する、経済学者で東京大学大学院教授の柳川範之先生、と、好奇心とワクワクを仕事にされている新規事業開発支援のスペシャリスト、株式会社フィラメントCEO 角勝さん。このお二人のお話を聞けるのは、ファンリーシュの仲間の繋がりとご縁があったからこそ。本当に感謝。

キャリアを考える

私は、大学生の頃に初めて『キャリア』という言葉や概念を知った。それ以来、『キャリア』という言葉や概念は私の仕事選びや生き方に大きく影響している。
『キャリア』は狭義では「仕事の経歴」を意味することが多いが、本来の意味はもっと広い。仕事だけではなく「人生の生き方」そのもの。キャリアの語源がラテン語で、轍(わだち)=馬車などの乗り物が通ったあとにできる車輪の跡、が由来で、そこから振り返った時に残っている人生の足跡=生き方を意味している、というのは、納得できる。
だからこそ、『キャリア』を考えることは、「どのような働き方を選択するか、どのような人生を生きるか」ということ。選択肢を自由に作れる今の時代だからこそ、キャリアを選択する、から、キャリアを創る、に挑戦できる自分でいたいし、社会にしたい、と思う。


セカンドキャリアに挑戦する

今回のセミナーのテーマは「セカンドキャリア」だったが、一番印象に残った言葉は「セカンドキャリアはいつからでも創れる」ということ。セカンドキャリアという言葉のイメージからは「定年してからの第二の人生」と捉えがちだが、そうではない。社会人人生がスタートしたら、何歳からでも、何年経っても、自分のキャリアを客観的に見直し、自分に「自分のキャリアをどうしたい?そのキャリアはどうやったら創れる?」と問いかけてみるのが、セカンドキャリアを創る最初の一歩だと思う。そうすると、今の自分の仕事でさえも違った視点やモチベーションでできることがある。

実際にセミナー内で、ご登壇者のお二人も「セカンドキャリアは小さな一歩から。今のキャリアを軸に少しだけナナメ(違う、広げる)ことに挑戦する。そうするとそれが次につながる」とおっしゃっていた。(これは、クランボルツ博士、計画された偶発性理論とも通じる)

このお話を聞いていてふと思い出したのは、仲山進也さんの本「組織にいながら自由に働く。」での働き方の4つのステージ。

【働き方の4つのステージ】
加(+)ステージ:できることを増やす、苦手なことをやる、量稽古。仕事の報酬は仕事
減(?)ステージ:好みでない作業を減らして、強みに集中する。仕事の報酬は強み
乗(×)ステージ:磨き上げた強みに、別の強みを掛け合わせる。仕事の報酬は仲間
除(÷)ステージ:因数分解して、ひとつの作業をしていると複数の仕事が進むようにする。仕事の報酬は自由


パラレルキャリアを実践する

実際に、私は、2018年から、同じ志を持つ仲間が集まってできたファンリーシュのスタートから参画し、パラレルキャリア(副業という言い方が主従あって好きではないので、いつも、複業=パラレルキャリアと言っている)を実践させてもらっている。私のパラレルキャリアが実現、実践できている一番の理由は、仲間(同志)がいるから。私にとって、パラレルキャリアは、仕事ではなく「志事」。仲間(同志)がいることで、想いに共感してもらえたり、挑戦する勇気をもらえたりする。挑戦する機会があり、実践してみると、新しい気づきや発見があり、自分自身の成長を実感する。このサイクルが、自分が幸せだと感じるキャリア(生き方)のわだちになっていくんだろうなあ、と思う。

キャリアを選択する、から、創る、時代へ

セミナーの中で、ご登壇者のお二人が共通しておっしゃっていた鍵は「好奇心」。日々の日常から、どんなことにも関心を持ち、なぜだろう?と考え探求していくと、少しずつキャリアが広がっていく。思ったが、まずは関心のテーマを自分自身の今までのキャリアに向けてみると良い。自分がやってきたことを人に話してみる、感想を聞いてみる、それだけでも新しい発見、気づき、驚き、嬉しさ、があるに違いない。
人生100年時代、変化も早く答えも分からず不確実な時代、だからこそ、今までにない仕事でも、人と違うキャリアでも、正解や不正解はない。自分の人生を、自分にしかできないキャリアを創り続けられる人でありたい。





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