真のWorkation(ワーケーション)~鍵はVacant(空)になるWork Experience Design(ワークエクスペリエンスデザイン)?!
気づいたら、2020年に和歌山県で初めてワーケーション体験をしてから、2020年、2021年、と、このnoteで自分のWorkation(ワーケーション)体験とそこからの学びを書いてきた。
2020年11月22日
【新しい働き方】Workation とは...? 足し算ではなく掛け算でWellbeingを高める|岡田美紀子|note
2021年6月19日
Workation(ワーケーション)で、なぜWellbeingが高まるのか、考えてみた|岡田美紀子|note
2020年、私に最初にワーケーション体験を薦めてくれたのは、元ユニリーバ・ジャパンCHRO 島田由香さん。彼女は、世の中に「テレワーク」や「ワーケーション」が浸透する前(?)から、ユニリーバ・ジャパンに「WAA (Work from Anywhere and Anytime)」という社員が選択できる働き方や、「地域deWAA」という課題解決型ワーケーションを導入した立役者でもある。
梅収穫ワーケーション参加のきっかけ
2022年5月、島田由香さんから、「6月に1か月間、和歌山県みなべ町で世界農業遺産を体験する梅収穫ワーケーションやるから来て!」と言われ、6月のスケジュールの隙間に、1日だけでも参加しよう、と、二つ返事でスケジュールを決めた。
なぜ、私が1日だけでも参加しよう、と、思ったのか?
それは、NLP(脳神経言語学)や、マインドフルネス、ポジティブ心理学のマスターでもあり実践者である島田由香さんが、この梅収穫ワーケーションで目指す【真のワーケーション】を自分で体験したかったから。
真のワーケーションとは何か?
Workation (ワーケーション)の定義や分類
ここ数年で、一気にWorkation(ワーケーション)に注目が集まり、各所で色々な定義や分類もされている。
特に企業内で新しい取り組みとして賛同を得るには、理由や根拠が必要となるので、定義を求めたくなるのが常である。私がいつも参考にしているのは、一般社団法人日本ワーケーション協会の7つのタイプだが、実は、百論は一験に如かず(百聞は一見に如かず、から応用)で、体験してみるのが一番効果を実感できる。
私が、梅収穫ワーケーションに、1日だけでも参加してみて気づいたこと
1)今回の梅収穫で体験する【真のワーケーション】は、上記7つの分類だと「休暇活用」x「新価値創造」x「課題解決」x「ウェルビーイング」の相乗効果だった。
「休暇活用」梅収穫という非日常体験。梅の匂いは人を優しくリラックスさせてくれる。
「新価値創造」世界農業遺産とワーケーションの組み合わせでワーケーションの新しい価値を創り出している。
「課題解決」短期間でたくさんの人が必要な梅収穫、農家さんにとっての人手不足問題を一気に解決。
「ウェルビーイング」参加した人のウェルビーイングが上がるのはもちろんのこと、農家さんのウェルビーイングも相当上がる。農家さんが「梅収穫を何十年もやっているが、毎日たくさんの人が来てくれて刺激をくれてこんな楽しい毎日は人生初めて」と満面の笑みで話してくれた。
2)Workation (ワーケーション)で大切なのは、Vacant(空)になるWork Experience Design
このことは、今回の体験で私の一番の発見だった。単に場所を変えるだけでもリラックスしたり新しい視点で仕事ができたりするが、Vacant(空)になるようなその場でのWork体験があることで、ウェルビーイング向上の質・量とも格段に大きくなる、と、私自身は体験で気づいた(あくまでも私の体験に基づく主観である。もしかしたら、このVacant(空)と、仏教の「空」は、繋がるのかも、と連想)
各地域で、Workaton(ワーケーション)が、普及すればするほど、その場所で「Vacant(空)になるWork Experience Design」をどれぐらい設計・演出できるかが、人を惹きつける魅力になるはずである。
最後に。
実際の梅収穫ワーケーションの様子は、参加されたおひとりの山内さんが写真付きで詳細にブログに書かれていたので、ご紹介します。
和歌山のみなべ町で梅収穫ワーケーションプログラムに参加したら、色々学びが深かった | ノマサラ (liquid-sense.com)
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