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Workation(ワーケーション)で、なぜWellbeingが高まるのか、考えてみた

このnoteは、この週末にかけて、Workation(ワーケーション)で来ている南紀白浜にて、海の匂い、海の波音、青と緑の視界、風に包まれる感覚、の中で、書いている。

Workation(ワーケーション)については、2020年11月にnoteに書いた。

あれからまだ半年ちょっとしか経っていないが、この半年の間に、産官学、全てにおいて、「働き方・地域」というテーマでは、Workation(ワーケーション)という言葉を聞かない日はないぐらい、耳にする言葉になった。この変化・進化のスピード感、これが「風の時代」ということなのか...?!

今回のWorkation(ワーケーション)で、私はまた新たな気づきや発見を体験した。それを忘れないうちに書いておきたい。特に、前回のnoteで『Workation(ワーケーション)は、足し算ではなく掛け算でWellbeingが高まる』と書いた自分を振り返り、今回は自分の体験から「なぜ、Workation(ワーケーション)でWellbeingが高まるのか」を考えてみた。
(前提として、以下は、私の体験に基づく主観的な気づきであり一般的かつ汎用的な意見とは異なるかもしれない点はご理解いただきたい)




Workation(ワーケーション):WorkとVacationの時間割合と時間の質



書きながら「当たり前じゃん」と自分で自分に突っ込んでみたが、Work(仕事)<Vacation(休暇)の時間割合のほうが、楽しい時間が多いのでWellbeingは上がる。それは、Vacation(休暇)は自分の意思で楽しいことを選択しているから。人は自分の意思で選択するとWellbeingは上がる。しかし、Vacation(休暇)だけだと、休暇前後での仕事の量が増えたり、人によっては毎日休むことのできない仕事だったり、誰かに頼めない仕事だと迷惑をかけているのではいかと不安があったりする。だから、ONかOFFかのように白黒はっきりさせなくても、Work in Vacation(休暇の合間に、仕事も、する)とそのストレスは減る(と、思う)


Workation(ワーケーション):初回  v.s リピート訪問


私の場合、南紀白浜でのWorkation (ワーケーション)は、2020年8月に最初に来てから実は5回目である。来る度に、新しい発見+現地での人のつながりが増えるので、また来てしまう。私の脳の中では「南紀白浜でのWorkation (ワーケーション)は、ワクワクと安心感」とシナプスが繋がっているに違いない。毎回、新しい場所に行き、非日常を体験するのももちろんとてもWellbeingが上がるが、「来る度に毎回驚きがある非日常+自宅よりも心身がリラックスできる安心感がある場所」は、私のWellbeingを上げてくれる。

Workation(ワーケーション):一人 vs. 複数人で来る


私の南紀白浜でのWorkation(ワーケーション)、4回目はWorkation (ワーケーション)を体験してみたいという親しい友人と一緒に、そして今回の5回目は親しい友人とさらにその友達、ということで回が増えることに一緒に来る人も増えている。自分が現地で体験して楽しかったことを、今度は友人と一緒に体験する。友人が喜んでいるのをみると、その喜びのきっかけを作れたことが自分の喜びになる。特に現地での食事の時間は一人よりも圧倒的に複数人で来るほうが豊かな時間になる。Workation(ワーケーション)の時は、「仕事は集中して、遊びや食事は人と一緒に」ができるのがいい。


Workation(ワーケーション):環境が先か、感情が先か


ふと、「人は環境が変わるとポジティブ感情が上がるのか、ポジティブ感情が上がるからどんな環境も良く思えるのか」と思った。これは、ポジティブ心理学者であるショーン・エイカーの言葉「成功すると幸せになるのではなく、幸せだから成功する」から連想したこと。考えてみたらどちらもあるような気がするが、自分の体験からは「働く環境(場所)を変えると、ポジティブ感情が上がり、仕事への集中力が上がる」だった。今回も、Workation(ワーケーション)に来る前の2週間は、毎日、しんどいなあ、と思うことがあり、疲労感もたまっていたのだが、南紀白浜に着いて、友人と美味しい食事をして笑い、温泉で体を開放して、海の匂い、海の波音、青と緑の視界、風に包まれる感覚、の中にいたら、一瞬で元気になった。


Workation (ワーケーション):Wellbeingを上げるPERMA


最後に、私のWorkation(ワーケーション)での体験を、ポジティブ心理学でWellbeingを上げる要素として定義されている「PERMA」に当てはめてみる。

【ポジティブ心理学:PERMAの5つを高めるとWell-beingが上がる】
P=Positive Emotion(ポジティブ感情:喜び、感謝、安らぎ、希望、など)
...五感すべてで感じられる自然、非日常、新しい発見、心身がリラックスできる安心感

E=Engagement(熱中や没頭すること)
...仕事の集中力が上がる、新しいアイディアも浮かぶ、難しい事にも前向きに挑戦する気持ちが湧く

R=Relationship(関係性)
...友人と一緒に喜びを共有、現地での人との出会いと繋がりが増える、

M=Meaning and Purpose(人生の意味や仕事の意義)
...自分の心身が喜ぶことに従って生きる、新しい出会いや気づきに意味を感じる

A=Acomplishment(何かを成し遂げること。社会的成功は問わない)
...自分の意思で行くと決めて行くことができた達成感、現地での限られた時間を有効活用する達成感、


最後に。
Workation(ワーケーション)の可能性をこれからも、探索と深化してみたい。



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