やりたいことがわからない

キャリア・コンサルティングをしていると、「やりたいことがわからない」という学生・若者が多い。

働くとは、役割を果たして、誰かの何かの役に立って感謝されて、その対価をもらうこと。

by二瓶美紀子

役割を果たせて、相手が満足してくれて、自分も納得できて、食べていければ、それだけで素晴らしいことなんだよって伝えたい。

職業選択において「やりたいこと」が大事なのは、何かのスキルをプロと言えるレベルまで習得するためには、「好き」とか「やりたい」という気持ちからくるモチベーションが重要なことが多いから。逆に言うと、相手が満足してくれて、自分も納得できる仕事ができれば、その仕事が最初から「やりたいこと」だったのかどうかは大した問題ではない。モチベーションが目の前にいる人への貢献だったり自己成長だったりすることも多くて、その場合、その仕事が好きという気持ちは後からついてくることになる。

最近、「やりたいこと」ってエゴのようにも思えて、そんなものにとらわれず、自我を超越した何かに身を委ねて淡々と生きていくという選択に魅力を感じている。若者が「やりたいことがない」と淡々としているのは、実はOSが進化しちゃっているからなのかもしれない。

スマホと人間は後から世に出るものの方がOSが優れている

詠み人知らず


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