【ライブ観戦記】FRUITS ZIPPER 2nd ANNIVERSARY 超めでたいライブ〜NEW KAWAII〜 @日本武道館
アイドルオタクのみきこです。
2024年05月18,19日に開催されたライブ「FRUITS ZIPPER 2nd ANNIVERSARY 超めでたいライブ〜NEW KAWAII〜 @日本武道館」に行ってきました。
FRUITS ZIPPER 第一章 ~完結~
2023年10月当時の最大規模ワンマンライブであった東京体育館でのツアーファイナルで発表された日本武道館ライブ。
発表からの約半年間メンバー、ファン、関係者みんなが心待ちにしていたライブ。
初の武道館ライブが2Days、センターステージという特別演出に加え、センターステージ用のフォーメーションで持ち曲全部披露。花道やリフトを使った演出と文字通り今のFRUITS ZIPPERのすべてを出し切ったライブとなりました。
文句なしで過去最高のライブ。FRUITS ZIPPERというアーティストが次のステップへ、否、階段を3段飛ばしに駆け上がっていく。そんな瞬間を目の当たりにした2日間でした。
ライブの余韻も冷めやらず心はいまだ武道館。といった状況ですがライブを振り返っていきます。
ライブ本編感想
さっそく本編を振り返っていきます。セトリはアンコール前までは2日間共通でした。
1日目にスタンド2階席から俯瞰で、2日目にアリーナで近距離観戦と異なる視点から見た感想を記していきます。
ライブセトリ
一言でまとめると「今のFRUITS ZIPPERのすべて」。初期曲からライブ初披露の新曲まで網羅されたセトリで、曲順も今振り返るとこの順番しかありえないな、といった形の素晴らしいライブでした。
約20曲。ギリギリ一つのライブで披露できる曲数のタイミングでこのセトリは伏線回収という言葉で例えるのも野暮と感じるくらいよくできた物語だとさえ感じてしまいます。
流れに沿ってライブを振り返っていきます。
1.NEW KAWAII~10.完璧主義で☆
1曲目はアルバムの表題曲にもなっていた「NEW KAWAII」。一曲目の予想が当たった人は多かっただろうがセンターステージに置かれた球体から7人が出てきたときの地響きのような歓声は今でも忘れられない。
自己紹介ソングの「うぇるかむとぅ~ざ♡ふるっぱー!」で会場を温めてからの「君の明るい未来を追いかけて」は染みました。FRUITS ZIPPERに惹かれたきっかけの曲が日本武道館という大舞台で聞けたことが感激。360°全方向からの天音コールはメンバーにはどのように聞こえていたのだろう。。。
アルバムで発表されライブ初披露となった「BABY I LOVED」はこれまでなかった切ないシティポップ系の楽曲。音源でも魅力的であった歌声での表現がライブだと息遣いなども味わえて心震えた。今後はももクロやBiSHがそうであったようにこのようなアーティスト路線の楽曲が増えていくのでしょうか。
「Re→TRY & FLY」での炎を使った演出は圧巻の一言。背丈をゆうに超える高さの火柱は2階席にいても熱を感じるほどでした。カッコイイ系の楽曲も織り交ぜることでFRUITS ZIPPER というグループの表現の幅の広さを感じられる一幕となりました。2日目のアリーナ席で観戦したパフォーマンスはよりアツかった(物理的に)。
個人的に気に入っている「CO-個性」もセトリに入っていてうれしかったです。正直バスる系統の楽曲ではなく対バンでの披露も少ないけれど曲の構成や音使いの部分からヤマモトショウのオシャレ要素が感じられるので今後もいろんなライブでお目にかかりたいです。そして「オレもー」って叫びたい
「完璧主義で☆」の最後、メンバー全員が後ろを向いてポーズを決める部分をセンターステージでどのように締めるのかと思ったら全員が円になって内側を向いて曲が終了。
全方向に背中を見せるためにはこうするしかないんですが、なんか頭いいなあ。と思いました。
ここでメンバーは一度退場。会場では各メンバーのグループ結成当初の意気込み映像とそれをみた今のメンバーの一言映像が会場に流れました。嵐の前の静けさから後半戦が始まっていきます。
11.ぴゅあいんざわーるど~20.超めでたいソング~こんなに幸せでいいのかな~
「ぴゅあいんざわーるど」とともに新衣装でメンバーが再登場
会場をぶちあげるのにピッタリの楽曲。案の定再び心が高鳴りました。そこから「RADIO GALAXY」「Going!」とアップテンポな楽曲を連続で投入。
ジェットコースターのような展開に揺さぶられながらもメンバーの決めるところはバチっと決める高いパフォーマンス力が堪能できる中盤戦でした。
小MC明けの「世界はキミからはじまる」は私がFRUITS ZIPPERにはまり始めたころにMVが公開された楽曲で個人的に思い出に残っている一曲。この当時は勢いあったとはいえここまで大きなアーティストになるとは想像していなかったので感慨深いです。
ラストスパートはアイドルFRUITS ZIPPERを世に広めた「ハピチョコ」「わたしの一番かわいいところ」。グループを語るうえで欠かせないこの2曲をラストに持ってきたのはさすがだし、360°全方向から可愛がられながらのスーパーかれんタイムはやっぱりキュートでした。
最後はグループのアンセムとなっている「超めでたいソング~こんなに幸せでいいのかな~」を披露。超めでたいライブを締めくくるのにふさわしい楽曲での大団円となりました。20曲ほぼノンストップでパフォーマンスし続ける7人の体力、集中力はすさまじい!
En1.わたしの一番かわいいところ~
アンコールは両日で違うパフォーマンス。
特に印象に残ったのはやはり2日目のTHE FIRST TAKEバージョンのわたしの一番かわいいところ。「本当に誰もいないんだー」など動画のパロディも入れつつのパフォーマンスでした。個人的にはTHE FIRST TAKE衣装の実物を見られたのと7人の「ねえねえねえ」(動画2:54あたり)が聞けたことが最高でした。
この後に公開された新曲「虹」はデビューから今までのグループの軌跡を振り返り”アイドル以上のアイドル”を目指す決意が込められた楽曲。歌詞付きの過去映像がバックで流れていてリリックに着目して聞いてほしいんだとすぐにわかりました。
特に瑠夏の「上手に言葉では伝えられないから代わりにこの歌が答えになりますか」の部分が透き通った歌声も相まって聴くたび感極まってしまいます。
ライブの最後には重大発表もありました。今後の楽しみがまた一つ増えました。ホールツアー待ち遠しい。
武道館公演を納めた映像Blu-ray / DVDリリース
全国12都市13公演ホールツアー開催決定
総括と少しの自分語り
いまだ余韻の冷めやらぬ中で武道館ライブの2日間を振り返って、FRUITS ZIPPERはいろんな意味で奇跡の7人だと感じました。
以前記事にまとめた東京体育館のころと比べて動員数、メディア露出、メンバーのパフォーマンスすべてが桁違いに向上していて自分が推し始めたころとはもはや違うグループなのではと感じてしまうほどです。
ここまで伸びたのはマーケティングのうまさだけでなくバズや時代の運もあり、真中さんの言っていたように「努力だけではたどり着けない」ものであり、そこまでたどり着いたんだなとしみじみ感じました。
メンバーからの一言では鎮西さんの「今一番自分がしたいことをするんだって決めてから、私が見る世界は変わりました。」「私たちを愛してくれるように、自分のことを愛してください。」という部分が鎮西さんの、ひいてはFRUITS ZIPPERがファンに与えてくれているもののような気がして印象に残りました。
アルバムの表題曲でありライブのタイトルにも入っている「NEW KAWAII」
全方向肯定ソングで自分の好きなことに素直に生きていく人すべての後押しをする曲でとても元気づけられます。
"好きなことで生きてく"という言葉が何年か前に流行りましたがそれでもやはり好きなことを好きと自信を持って言えないことも多いです。
人生活きていく中で好きなことを貫き続けるのはとても難しい。ただそれでも(過去の時代よりは)自由を与えられ好きなことを強要される現代社会で私たちは自由という名の虐待を受けているのではとさえ感じてしまうほどです。
そんな自由なようで縛られている社会でわたかわやNEW KAWAIIのような明るい全肯定ソングがヒットしたのは時代の波に乗った必然なのでは、と武道館でのライブパフォーマンスをみて実感しました。
ただしそんなゆるふわに見えるグループですがライブパフォーマンスは全然ゆるくなく、練習によって体得した高い表現力もまた聞く人を元気づけるのかな、とも思います。
センターステージでのライブはグループにとっても初であり普段とは異なるフォーメーションが多く、見ているこちらでさえも混乱しそうでしたがメンバーからは危うさを感じることはなかったです。ライブの後の映像を見て改めてどれだけの鍛錬を積み重ねてきたのだろうと余韻に浸りながら感動する毎日です。過去映像から振り返っても表現力が上がっていることを感じます
ただ明るく耳ざわりがよいだけではなく鍛錬に裏打ちされた強さ・自信を兼ねた明るさがファンに元気を与えているのであり、それこそがNEW KAWAIIなのではないか。とこの二日間で世の真理に辿り着いた気がしてます()
「武道館は通過点」と語っていたようにここからも爆発的な成長を重ねるだろうと感じさせるグループ。3年目にさらに加速するFRUITS ZIPPERをこれからも見守ってゆきます。
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