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今も昔もこれからも、小さなお店に必要なこと

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「営業よりも、交流しよう」。 一生涯の顧客(岩盤固定客)になってもらう技術を解説します。 起業・開業予定の方、フリーランス・個人事業主、経営者の方にお勧めです。
今後も記事を追加していきます。追加した記事は、追加費用なしにお読み頂けます。 約120記事・11万…
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今も昔もこれからも、小さなお店に必要なこと:はじめに

試し読み次の記事を、試し読みしていただけます。 やさしい道、難しい道 小さなお店に必要なこと お店とお客の幸せな関係 名前で呼ぶ 目次目次 すぐに取り組みたい方へ第3章「交流方法」の気になる記事から読み進めてください。 第1章「交流の考え方」は、理屈ですので、あとから読んでもOKです。 読者サポート読者をサポートする場として、Facebookにサポートページを用意しました。本記事に関するご質問、交流の方法・顧客記録による活動のアイディア、自分たちのお店・団体での

やさしい道、難しい道

あなたは、山を登るのに、どちらを選びますか? 子供からお年寄りまで、みんなが頂上に行ける道。やさしい道。 プロの登山家しか登れない道。難しい道。 小さなお店が長く商いを続ける。それには、やさしい道を登れば良いのです。けれども、その道は知られていない。知られていないから、難しい道を選んで失敗する。残念ですが、そうした失敗はよくあります。 難しい道の失敗例は次の通りです。 チラシやダイレクトメールで、大きな広告費をかける。 値下げして売るので、利益が出ない。 商品・

小さなお店に必要なこと

ある時、初めて訪れたカフェで「カフェの経営をどうすればいい?」と相談を受けたけれども、たいしたことを答えられなかった私。けれども、何をしなければいけなかったのか、今なら分かります。 結論は一言ですし、その具体的な方法も確立しています。けれども、その結論を1行だけ書いても、理解はしても誰も行動に移さないでしょう。考えて納得して決意して、行動するのです。人から言われてするのでは長続きしません。やはり、ある程度の文章量を読み進めながら「なるほどそうだな」「これは違うな」と思いつつ、

交流と営業

顧客への関わり方は、「交流」と「営業」に分けられます。例えば、顧客と雑談する「交流」と、ダイレクトメールを送る「営業」です。 多くの実例からの結論です。 交流は固定客を増やしますが、営業は固定客を増やしません。

普通の固定客と岩盤固定客

固定客について考えてみましょう。 固定客とは「繰り返し購入する顧客」です。次の2つに分類できます。

交流と顧客記録活動がなぜ後回しになるのか?

交流していない・顧客の事を記録していないお店はたくさんあります。その重要性・その効果を理解していないのです。 なぜ理解されていないのでしょうか? 3つの理由があります。

顧客名簿を更新する

顧客名簿の更新も、もちろん必須です。ただし、営業のためではありません。 連絡先が不明になると、交流するのが難しくなるからです。

顧客にあった雑談をする

友人なら、いろいろな話をするはずです。同じように、顧客にあった雑談ができるなら、お得意様・ファン客なのです。 このように、顧客一人一人と友人のように向き合うのは、小さなお店だからできる事です。

お茶を出して雑談する

顧客に、お茶を出し、リラックスしてもらい話をします。単に、商品を見て買って帰るではありません。時間があるなら雑談できますし、急いでいるならお茶を飲んで帰ります。

SNSで繋がる

SNSで顧客と交流すると、商いに結びつきます。

誕生日・結婚記念日のような特別な日に、祝福する

誕生日のお祝いメッセージとともに、割引券を送るお店も多いです。けれども、多くのお店がしているので、効果がなくなりつつあります。素直に考えてみましょう。お祝いに、販売促進をしなくても良いのです。友人へお祝いする時に、自分のお店の営業をするでしょうか?

顧客・顧客の家族の慶弔への対応

取引先から結婚披露宴に招待されたら参加し、亡くなった時には弔問する。議員が、祝電や弔電を送ったり、弔問したりする。では、小さなお店の顧客ではどうでしょう?

顧客が入院した時の対応

顧客が入院した時の対応は、慶弔と同じです。交流の深まった顧客には、相手の負担を考えて見舞います。友人知人なら、見舞いますよね。

会話でほめる

友人との会話で、友人をほめますよね。それと同じです。 もし、ほめていないなら、それはほめ方を知らないだけです。誰もが相手をほめることが出来ます。