いつまでも市民がお客さんの自治体に人は定住しない

私が住む姫路市では、今月に入り行われていた県議会議員や市長・市会議員選挙が先ほど終わりました。
無風でもなく、激しい選挙戦となったことは喜ばしいのですが、通勤途上で毎朝のように各候補者に「よろしくお願いします」と丁寧に頭を下げられ続けると、「市民はお客さんなのか?」と、ふと思うことがあります。

生駒市では、「自治体3.0」という概念が提唱され、行政と市民が協働して街づくりを行えば、地域にも愛着がわき、満足度も上がり、自分たちが育てた地域を捨てて他に行ってしまうことはないのではないかと言われています。

姫路市は自治会活動が比較的活発と言われ、市や県と連携して様々な活動が行われています。
また、地域に根ざした生活をする人が多く定着性も高いように思います。
行政サービスが大きいか小さいかも大事ですが、いかに市民も行政も、街を良くしていこうという機運で一致できるかも大事。
市民と行政が長年積み上げた信頼関係やノウハウがものを言います。

サービスを受けられる量が、他市より損だとか得だとか、行政に何かを期待するだけの市民では寂しいし、いずれたち行かなくなるのではないかと思います。

どんな市長や議員さんたちで構成されていくのかわかりまんせんが、姫路に関わるすべてのかたがたが、ともに力を合わせて、潤いのある人間関係を保ちながら、協力しあえる関係づくりに大いに期待します。

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