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画家を志すなら、実践して欲しいふたつのこと

 〝絵を描く仕事がしたい〟〝画家になりたい〟と言う人へ、私が画家になる過程で特に実践してきた事をいくつか書いてみようと思う。
 ある時「僕の絵を見てください。」と若い男の子が見て欲しいと絵を持って来てことがある。
ゲルニカの頃のピカソ風な絵だけど…なんか言葉に困ってしまった。
…なんだろう、表面的なモノマネみたいな作品?😰
と思ったけれど…
本人は一生懸命に描いたかも知れないし…私自身、酷評されるのは嫌いなので、他人にも自分の好き嫌いを押し付けたくないとは思うし…私のコメントでヤル気を無くしたりしたら可哀想だし…💦
 慎重に言葉を選んで…
「絵は何処で勉強したの?」
 と聞くと…
「別にしてません。絵に勉強は必要ないと思うんですよね。」

…と言い切った😨 
うーん😥

絵を描くのに勉強は必要ないと思うのは日本の美術教育の弊害だよなぁ。高校までの美術教育って、制作させる事に重点を置き過ぎているから…??
その子は絵は勉強は要らないと信じて疑わない様子だったので、やんわりと…
「例えば、ピカソも美術館で巨匠の作品を学んだりしてるんだよ。美術館で模写したり。。過去の巨匠の作品を勉強していた巨匠も多いんだよ…。」
そんな話をしたけれど…なんとなく、その子は自分の作品を評価されないことが不満のようだった。
 その子が色々な作品を観て鑑賞力を上げていったら…もっと自分の作品も見えてくるのにな…他人の作品を(美術館にあるような作品をも)鑑賞するのも必要ない、と言うようなことを言っていた…。

画家になる為に美大に行く必要はないけれど、美大に行くと描き方や芸術の歴史など必要な基礎知識を〝効率よく学べる〟と思う。
美大に行かずに著名な画家に弟子入りして画家になった人も居るし…日本の美大を数年浪人して…日本の美大を諦めヨーロッパに留学し(ヨーロッパの美大で勉強後)日本に帰国して画家になった人も居る。
美大に進学しようがしまいが、大切なのは〝勉強し続けること〟なのではないかと思う。
ちなみに、私が美大で習ったことは…
(Montgomery college and Maryland Institute college of art)

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