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自分と向き合うとどうなるのか

「ヒリヒリとした痛みと苦み、そしてなんともいえない暖かさ。」

それが、私が自分の内側の見たくないものと向き合った感想だ。


コーチングや自己探求って心地よいものだけでは全く無い。
しんどいし、苦しいし、涙だってする。

でも、その向き合って受け入れた時に何にも変えられない安心感を感じた。

その旅路を記録しておこうと思う。



1. 信じられない


ずっと気付いていたけど、見ないふりをしていたこと。


それは、私は人を信じられていなかったこと。

信じられていないし、心の声で話せていない。




個人事業主として働くようになって
「一緒にお仕事をしましょう」とご連絡をしてくれる方が、ありがたいことに何人もいた。



そうやって声を掛けてくれる事は本当に嬉しかったし、そして一緒に仕事ができることが嬉しかったしワクワクもした。



でも、クライアントさんを完全に信用できていない自分に気づいていた。


どこかでクライアントさんの可能性を100%信じきれない私がいたんだ。


そんな自分に気づいた時には、ものすごく罪悪感に襲われた。



ーーーなんで信じられないんだろう。
ーーーなんで応援しきれないんだろう。



そこから、ずっとそんなモヤモヤとした気持ちと向き合ってた。

そしてある時、有ることに気づいた。


クライアントさんだけではなくて、自分自身を信じられていないということ。

恐らく、ずっと薄々気付いていたけど、無意識のうちに見ないフリをしていたんだと思う。


私自身が何か心に引っかかるものがあって、根本的に自分と向き合えていないということ。


自分のことを信じられていないから、クライアントさんのことを信じられていない、、という事に繋がっていることに気づいてしまった。


コレも気付いた時にはショックだった…。


まさに自己の器。

自己の器が整っていないから、相手も受け入れられていないことを認識してしまった。


クライアントさんを信じられるようになるために、自分を信じられるようになる。

私は重い腰をあげて、その大きそうな課題と向き合うことに決めた。

2. マイコーチと宝探し



重い腰をあげたと言ったものの、実は私は中々そのテーマを扱うことができなかった。


コーチングのテーマとして出すことも半年以上一度もなかった。


なぜなら、怖くて向き合う勇気がなかったからだ。


そのテーマと向き合うことは、自分で心の中でギッチリと蓋をしているものを開けるような感覚が有った。


その蓋を開けると何が出てくるのか分からなかったし、何かが変わってしまうような気がした。

結局私は半年近くそのテーマを扱うことが出来なかった。
我ながらかなりビビりだ・・・。



そして2023年5月。
初めてのコーチングの継続クライアントさんが出来たときに、ようやく私自身もこのテーマと向き合う覚悟が生まれた。

クライアントさんと本気で向き合うには、私自身も本気で人生と向き合わなければいけないと思ったのだ。


私は新しいコーチにお願いして、このテーマを一緒に探求してもらうことにした。

\向き合うことに決めたときにリアルな気持ちを綴っていたnote/


自分の中で覚悟を決めて、コーチングセッションに臨んだ。


もちろんこのテーマだ。

クライアントさんを信じられるようになるために、自分を信じられるようになる。



セッションの中でコーチが投げてくれた、下の問いが記憶に残っている。


「このテーマ(を探求する旅)に名前を付けるとしたらどんな旅だと思う?」


この問いを投げかけられて、浮かんできたのが ”洞窟に隠された宝探しの旅”だった。



マイコーチと見つける宝探しの旅

正直、この言葉が自分の口から出たときに、私自身がびっくりした。

「今まで私が空けられない"蓋"は"宝箱"・・・??」
自分の発言に自分でびっくりするからコーチングは面白いなって思う。


宝箱を開ける時に苦さとか辛さがあるかもしれない。
痛みも伴うかも知れない。

でも、それを開けたら自分が今より幸せになれるようなそんな感じがしたのだ。


それが私の "自分自身と向き合う宝探しの旅" の始まりだった。


\変容や進化することの決意をポケモンに例えて書いたnote/


3. 門番


早速、コーチと宝探しの旅を始めていった。

少しずつ心の中に入っていく。ゆっくりと、でも着実に進んでいった。

ずっとヒリヒリとして、途中から常時涙が止まらなかった。


進んでいくと、私は門番に出会った。

この人が、人を信じられないようにしたり、本心を出せないようにしている感じがした。

色々な角度から門番を眺めていると、門番はこんな言葉を言っていることがわかった。

・良い子で居なければいけない
・しっかりしていなければいけない
・強く居なければいけない
・嫌われないようにいなければいけない
・本心を見せないようにしなければいけない


これらの言葉は、昔の私が自分に課した言葉だった。


部活の顧問に言われた言葉も有るし、社会人に入った処世術で得た言葉もある。
自分に課すようになった時期や状況は様々だ。

ただ、一番強烈に残っているのは「良い子で居なければいけない」だ。


良い子で居なければいけない


私の両親は熟年離婚している。

ただ、幼少期からゴタゴタは有った。


その中で一番記憶に残っているのは幼少期に母がプチ家出をしたことだった。

ある日、「もう無理、出ていく」そんな言葉を発して、母は荷物をまとめ始めた。私は必死で引き止めた。

けど抵抗虚しく、家を出ていってしまった。

それが怖くて、寂しくて、不安で、悲しくて。


私は要らない子なんだ。良い子じゃないから捨てられたんだ。


ごめんなさい。

良い子にする。

ごめんなさい。

ごめんなさい。

そんな想いが胸にいっぱいに拡がって、苦しくて苦しくて仕方がなかった。
今でも思い出すと胸がキュッとなる。


結局、すぐに母は戻ってきたのだが、私の中には「良い子にしてないと捨てられてしまう」という潜在意識が植え付けられてしまった。

そこから
「良い子でいなきゃいけない」「置いていかれたくない」
という気持ちが根強くなっていった。


門番との対話

コーチと一緒に、門番をもう少し近くで見てみることにした。

険しい顔をしてガシッと立っているんだと思ったけど、門番は小さな女の子のようだった。

そして少し震えているような感じがした。

なんで、そんな顔をして宝箱を守っているんだろう。

門番は私自身を守っていてくれたってことに気づいた。


必死で守ってくれていた。


ずっと門番がいるから、本心を出せなかったり人を信じられないんだと思っていた。

それは違って。

本心を出して、私が傷つかないように。
心の内を明かして、辛くならないように。

門番は必死で守ってくれていた存在だった。


門番も私自身も、自分を曝け出して傷つくのを極端に恐れていた。

曝け出して拒否されるのが怖かった。

愛されたかった」そんな願いに気づいた。


4. 宝箱の中身


人を信じられていない → 自分を信じられていない。

その要因はなんだろう?という問いから始まった旅。

見えてきたのは、こんなこと。

人から愛されないのが怖い。
本心を見せて離れて行ってしまうのが怖い。

だから”本当の気持ち”を厳重にガードをして、自分を守っていた。
それにより、外から思いっきり傷つくことは避けることができた。

でも、本当の気持ちで生きていない自分を、信じることも出来なくなっていたなあって。


旅をする中で、そんなことが判った。

そして、本当はありのままで生きたい。そんな願いにも気づくことができた。


旅路で見つかった宝箱は、ありのままの私が沢山つまっていた。


宝箱にはありのままの私が詰まっているって判ってワクワクした。


宝箱をみて、じんわりした感じを受けてコーチングセッションが終わった。


5. 旅路を経て


この旅路から約1ヶ月位が立って、どうなったのかを書いておこうと思う。

この気持ちを受容して統合するのに1ヶ月以上の時間をかけている。

宝箱を見つけた後もコーチングセッションも何度か受けているし、セルフワークも行っている。

今まで出してこなかった「ありのままの自分」だから、まだ自分の中に溶け込み切っていない感じがする。


そして、ちょっとじっくりこの感覚を味わってみたいという気持ちもある。だから焦らず向き合っていきたいなって思っている。


だけど、この段階でも変化は色々起きた・・・!


クライアントさんを信じられるようになったのはあるけど、それより実際の生活に変化が起きたので、紹介していく。


お仕事をキッパリと手放した。


スキルとか経験とか外部からの評価とか、そんな軸で選んでいた部分があるお仕事だった。

全く心踊っていないことにも気づいてしまったし、もう自分の中でそれをすることが出来なかった。

ありがたいお声がけもあったりしたのだけど、自分の声が「違う」って言っているものは断るようにした。

心の声が違うまま引き受けても、お互いにとってプラスにならないと思えるようになった。
(これも私には相当すごいこと・・・!成長。。)


コミュニティの振り返りにも書いてた・・・!


声が変わった


Stand.fm.がわかりやすいので、10秒でいいのでぜひ聴き比べてみてほしい・・・!

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どうでしょうか?

正直なところ自分自身もびっくりした。

声の力強さやエネルギーが変わっていた。もはや別人と言われても納得する。


ゆるっとした雰囲気や、安心感のある感じが私だと思っていたけど、実は自分の中にエネルギーも有ることを知った。

大分印象が変わってしまったので、BGMも変えました。笑


コーチングや対話の場が変わった


仲間や友人からもらうフィードバックも変わってきた。

覚えているフィードバックはこんな感じ。

・雰囲気が変わった
・エネルギーが溢れている
・ダイナミック
・遊び心が出ている

今までは安心感、信頼感というような言葉が多かったのだけど大分印象が変わった気がする。

安心感が無くなってしまった訳ではないのだけど、明らかに自分自身が生き生きと、いのちを楽しんでいる感じがしている。

コーチングでは「クライアントを信じる」が出来るような感覚が掴めてきた。

信じられているから出せる関わり方がある。
安心感があってダイナミックな、より海のような関わりができている感じがする。


私は海のようなコーチングがしたいとずーーーっと思ってる!


話したくなった

自分のことを話したくなるようになった。

本心が出すようになったからだろうか、自分の中に浮かんできた声を出したくなった。

人の話や想いを聴くのが好きだったけど、自分の想いも話したくなってきた。


自分に様々な変化が生まれてきているのが、とても嬉しい。

自分を信じられるようになって、自分を出せるようになったのが何よりも進歩だと思う。


6. エピローグ


まだまだ統合している途中だけど、自分で生きれていること、感じられるようになったことが本当に楽しい・・・!


もう、嘘をついたり自分をガードして生きれないなと思い始めてる。


そんな中で新たにやりたいことがポコポコと出てきた。
なので、書き留めておく。

こんなことをしていく

1.性疾患などの打ち明けにくい人が語れる場を創る

実は私は性に関する疾患が有る。
これについてはnoteでしっかり書こうと思うのだけど、私自身が一人で抱え込んだし、辛かったし、ネットで症状についてすごく調べた。

そこで出会った情報や人に救われた経験があるので、私自身も発信して安心できる場を創ろうと思う。

2. Being(在り方)について語り合う環境を創る

やり方や、ノウハウはありふれていると思うけど、自分の在り方について考えることって中々ないなって実感している。

これも私自身とーーーーーっても向き合ってきたからこそ、ここを考えられる場を創っていく。

3. コーチングマインドを拡げていく活動をしていく

コーチングは、自分自身を生きるために本当に力になってくれるなって思う。

心からおすすめできるけど、まだまだ色々な課題も有って良さが拡がっていないなっていうのも感じる。

そこをね、拡げる活動もしていく予定!

4. 遊び心いっぱいのイベントやワークショップをしていく

楽しいことしたくない?

変なことや、在り来りじゃないことをしたい欲がむくむくと沸いていて。
「なにそれ??」ってワークショップをしようって思ってる。

どれも賛同してくれる方がいたらお声がけしてもらえると嬉しいです~!一緒にやりましょ~!!


私のいのちらしい生き方を探求していきます!


コーチングクライアント募集中

そして、私自身もコーチングのクライアントさんを募集しています。
2023年7月現在、資格取得のため懸命にコーチングに向き合っている状況です。

まずは色々な人にお会いできたら嬉しいので、体験だけでも受けていただけると嬉しいです✨

ホームページはこちら


体験セッションのご案内

所要時間   :1回60分前後
自己紹介と導入ガイダンス(30分)、コーチング(30分))
料金     :無料

継続セッションについては体験セッション後にご案内いたします。
(無理な勧誘はしないのでご安心ください✨)

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