《詩》生きている
人生はゆっくりと進んでいく
きっと私の寿命は健康な人より短い
それならなるべく笑顔でこなそう
眠れるようにと決められた薬を飲む
残された時間を愛してくれる夫と一緒にいられるように
今も刻一刻とタイムリミットは迫って
私が客席に座っていなかったらあの人との関係は終わってしまう?
何を手紙に書けばいい、それすらもよく分からないの
こんな暗い話をするなんてと自分を責めている
どんどん混乱して個というものがなくなったらどうしよう?
夫の「俺が1日でも長生きするよ」の言葉に支えられている
暗いな…こんな話は聞きたくないよね
上がったり下がったり、そんな気持ちを誰かに向けるのはマナー違反
何もできないかも…そんな思いを抱えて部屋でひとり眠気と過ごす。
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