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トイレ行列問題から考えるジェンダー平等

人が大勢集まる場所で必ず起こる、女性のトイレ行列問題。
女性はトイレが長いから、化粧直しをしているから、行列ができている???

男女平等という言葉を使うとき、
「形式的な平等」を指していることが多いなと感じるこの頃。
些細なトイレ問題にも、形式的な平等システムの影が見える。

そう、トイレは基本的には面積が平等になっているらしい。
ではなんで、あんなにも男女でトイレアクセスが変わるのか?



その1  男性トイレの方が、面積あたりの便器が多い。

男性は個室だけではなく、小便器もあることから、トイレの収容人数が多い。
男女同じ面積でトイレを設計したら、男性の方が簡単にアクセスできるのは容易に想像ができる。

その2 女性のトイレ利用理由は様々。
生理のためにナプキンやタンポンを変える女性。トイレに入っている時間が女性の方が長いのは、トイレですべき身体を守る行為が他にもあるから。
また、子供を連れてトイレに入るのは、今のところ女性の方が多いであろう。2倍以上の時間がかかることも、容易に想像できる。



面積が平等だからしょうがないよね、などと思えない。
それぞれのトイレニーズが考慮され、
誰もが効率良くトイレにアクセスできた時に、
「あぁ平等だな」と感じる。


トイレだけではない。
男女雇用の平等について考えても、
入社時に男女半々で採用したから平等、経営層の数が男女異なるのはしょうがない?
とかね。色々あるよね。

形式的なジェンダー平等に囲まれるではなく、
みんなにとって効率的でハッピーな着地点の産物に、満たされたい。

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