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女性向けキャリアスクールのまぶしさに嫉妬してしまう

私らしい働き方をかなえる場所、SHElikes

女性による女性のためのキャリアスクール。
コロナ禍の働き方を考え直す期間中につき、大注目のプラットフォームだ。
華のある女性たちの姿があふれるHPやSNSに心惹かれ、
イケてる女性への切符を手にしたくなった私は、体験レッスンを受けてみた。

やっぱりその空間は、華があった。

参加しているメンバーがとにかく素敵に見えて、仲間になってみたくて、
所属する事自体がクールに感じられる。
参加した後は、そこのメンバーである自分も美しくたくましく輝いているような魔法にかかる。
加入するとやる事はたくさんあり、すごく忙しくも、充実する。
本業の合間を縫ってPCに向かう自分の事を肯定できて、
そんな私を周囲に発信しながら、自分が何者かになれるような淡い幸せな感覚。

思い出した事がある、学生団体最盛期の時のそれ。
私自身も大学時代はスマートでイケてる感を求めて熱中した。
そして、社会人になり、学生時代と会社の歯車になった今の自分を比較して、思う。

あの輝く経験は、私を“社会のニーズに応えられる人材”に変えてくれた。
でも本質的に活躍できる“ニーズを創り出す人材”にまではなれなかった。
だから、今、ここで普通の社会人をしている。

キャリアスクールに通っても、“ニーズに応える力“の強化はできるが、何者かになれるわけでは決してない。
ニーズに応えるための事務力、想像力、コミュニケーション力を持ち合わせて初めて、ニーズを生み出す世界を見る権利が与えられる、と私は思う。
本気で生み出す側の人材になりたいなら、それを目指すプロセスは苦しくて、つらくて、長い道のりになる覚悟が必要。


あの華の空間に浸って、自分を酔わせながら努力してみたい!
と願う軽やかな心と、
自分の社会的価値の天井を見にいく苦しさを背負う事になることに身構える
重たい身体。
そんな両面が自分自身にあることに、レッスンで気が付かされた。


でも、もしかしてもしかして。
“輝きの沼の空間”に入りたい!と素直に思えず、身構えてしまう私は、
結局華のある世界の女性たちに嫉妬しているだけなのか、とも思ったり。

軽やかな心の声だけを頼る私になるには、まだとても時間がかかりそう。

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