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017. 満員電車の憂鬱、と目線
京王線の急行に乗るとでっかいおじさんたちの背中に囲まれた中で、とにかく一駅一駅を生き切るように新宿まで息を殺している。(あ、写真の電車と違いますw)
誰とも目線を合わさぬように携帯に目を凝らしながら、こんな感じでnoteを更新しているのだけど、斜め後ろ人の目線は逐一確認するあたし。
背の高い人から見下ろせる位置に携帯があるため、他人の目線にどうしても入ってしまう。
こうやって気にするようになってしまったのには訳がある。
いつだったか同じ満員電車で、斜め前にいたおじさんが誰かにメールを打っていた。うっかり視線に入ってしまった。ガン見を免れられない内容に泣きたくなった。
その本人が不倫を疑われているという内容だった。詳しい内容は覚えていない。途方にくれた横顔で心なしかメールを打つ手が震えているように見えた。事情を知ってしまった瞬間にその大きな背中に哀愁さえ感じた。
身に覚えのない濡れ衣なのかもしれない…そう感じずにはいられないほどの静かな背中だった。
あのおじさん大丈夫だったかなぁと、満員電車乗るたび振り返る。それはもう自動的に脳裏に蘇る。
こんなnoteをシンデレラの夢はひそかにをピアノバージョンで聴きながら書くというこのギャップ。
今日も一日無事に、平穏に、誰とも衝突することなく、過ぎますように。
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