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048. 朝日に立ち止まる余裕はあるか

独身時代、朝日をよく撮影していた。同じポジションの朝日でも、毎日違う。けれど子どもの保育園の送りをするようになり、電動自転車で走ると一瞬も止まれない。1分が惜しいからだ。

2月18日火曜の朝、仕事の関係で早めに会社に到着しなければと先に出た。

駐輪場で立ち止まる。

朝日だー、と振り返ると

陰は遠くまで伸びていた。気温は4度。きゅっと拳を作ると手のひらに熱はじわりとこもってくれるくらいの気温。

もう一つ好きなのは、ホームに伸びる光。

あぁ〜……いい……

1日が駆け足で過ぎ去っていく。
毎日職場で色んな人の愚痴を聞く。自分も口には出ている。自覚している。
朝日を浴びるたびに、愚痴の癌細胞みたいなものをピシュンピシャンと心の中で撃ち殺すのだけど、どうしてもムクムクと湧き上がってしまう。

でもシンプルに撃退できるのは、いつでも相手への「笑顔」だなぁと思う。

2/19水曜の朝、

次は家族4人で。次男は旦那の胸に。そして振り向くと、

朝日。

みんなおはよう。いってらっしゃい。今日を楽しもう。明日の綺麗な朝日を浴びよう。

#エッセイ #日記 #朝日 #笑顔 #美しいものをシェア

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