売れるストーリー7つの基本型・クラファン前から見込客が爆増する伝わる力【DXクラファン®︎】

 売れるストーリーには、基本の型がありますがあります。一人で試行錯誤しても難しい伝え方。しかし、基本の方に沿ってやると、「伝わる力」も向上します。

残念ながら「伝わるストーリー」しか、売れません!


見込客に魅せる! 〜まるで1本の映画を作り上げるように〜


『あなたの新事業のストーリーで、いかに見込客を感動させるか』

 これは、離れた場所にいながら情報を発信するクラウドファンディング、デジタルマーケティングにおいて、とても大切なことだと思っています。

 私は、のちに「農業24次産業化」とクラウドファンディングの第1人者・板越ジョージ博士が提唱した、愛媛県の270人の村から完熟石畳栗プロジェクト第1弾でDXクラファン®をプロデュースしました。

第1弾はこちら

 その時には、起案をしながら資格受講したクラウドファンディングコンサルタント®︎さんがいました。そのコンサルさんが資格保有後に行った第2弾の案件を例にしながら、ストーリーに欠かせない7つの基本要素をお伝えします。

資格を保有したコンサルさんがサポートした、第2弾はこちら

ストーリーの主役は、「あなた」ではありません!


 これまで、あなたが観たほとんどの映画や本の多くは、下記のようなストーリ構造なっていたのではないでしょうか?。

 何らかの目的を持つ主役が、それを達成する前に問題を抱えて悩んでしまう。主役が絶望の淵に立たされたとき、導き役が現れて、前に進ことができる計画を示し、主役に行動を促す。その行動により、主役は失敗を回避してエンディングでは成功を祝う。

 これと同じように、あなたの新事業のストーリーをどのように展開すると、見込客を感動させることができるのか?

 愛媛県の完熟石畳栗プロジェクトは、栗農家が7人のサムライが、30年後に人口90人になると言われる美しい村を守るというミッションがありました。

よくある間違いは、「栗農家7人のサムライ」という、自社(起案者)を主役にストーリーを描いてしまうこと。

 ここでは、ストーリーの中で、主役、悪役、導き役がどの役割を果たすのかをご紹介します。

1、主役(見込客)は、何を求めているのか?


 ストーリーの主役は、商品やサービスではなく見込み客です。
 対象となる見込客を特定したら、その見込客が商品やサービスに対して何を求めているかを考えましょう。
 ストーリーに見込客を招待し、商品やサービスに注目してもらう必要がある理由を説明しそのための方法を紹介していきます。

<記載例>
主役=見込客が求めるものは?:旬の季節に美味しい栗のお菓子が食べたい

2、主役=見込客の【悩み】を特定



 見込客は悩みや問題を抱えていて、助けを必要としています。
そこには、邪魔をしようとする悪役も存在します。
 見込客が抱える悩みや問題には3つのレベルがあり、外的なもの、内的なもの、哲学的なものに分けられます。
 その中でも、見込客は内的ものを解決することができると、

<記載例>
悪役:安かった栗のパウンドケーキ、でも栗がほとんど見えない味もしない
外的なもの:自宅で美味しい栗のパウンドケーキが食べたい
内的なもの:贅沢で洗練された気持ちになり、栗のパウンドケーキを食べることで、社会貢献もできると嬉しい
哲学的なもの:自宅で美味しい栗のパウンドケーキを食べるために、プロの技術を身に着ける必要はない

3、信頼できる【導き役(あなた)】の登場


 見込客が求めているのはもう1人の主人公ではなく【導き手】です。
自社を主人公として語る企業は、そうとは知らずに見込客と張り合っていることになるのです。ここを間違えると、失敗のストーリーになってしましますので注意しましょう。

<記載例>
共感できること:こだわりの生産者のものがいい
導き役としての資格や信頼:完熟石畳栗農家・完熟石畳栗パティシエ

4、見込み客が信頼するロードマップを提示する


見込客は企業の商品やサービスを見る際に、使う前と後では、自分がどのように変化するのか?わかりやすいものを求めます。その道筋をロードマップです。その過程と変化後の約束の二つに分けて考えましょう。
ロードマップは、
過程のロードマップ:
予約する→ヒアリングして計画を作ります→一緒に実行しましょう。
約束のロードマップ:
見込客と導き役の間にある共通の価値を明確に

<記載例>
過程のロードマップ:
無料の応援グループ→思いに共感・コメントやアンケートで共創→事前予約
約束のロードマップ:
完熟石畳栗の生産者から直接ご家庭にスイーツが届く

5、行動喚起

行動を促されない限り見込み客は行動しない。
ストーリーでは主役が自ら行動を起こすのではなく行動を促される必要がある。見込み客が具体的な行動動かすきっかけを用意していない企業は驚くほど多い。直接購入予約を呼びかける方法です。もう一つは具体的に行動を促して消費者と関係を求めていく方法です。

<記載例>
直接的に背中を押す:11月1日に予約販売開始 申し込みはこちら
間接的な行動喚起: 無料の情報、お客様の声、サンプル、無料体験

6、避けたい失敗


人間は悲しい結末を避けようとします。
見込客が商品やサービスを購入しない場合に何を失うのかをはっきりと示しましょう。

<記載例>
添加物や農薬使用への不安
栗の旬を逃したという後悔

7、成功するエンディング



 商品やサービスの価値を憶測してもらおうとせず必ず言葉にして伝えましょう。
 導き役は商品やサービスを購入した場合の変化のイメージを見込客に伝える必要があります。商品やサービスを購入後、見込客はどんな理想的な未来が待っているのかを明らかにしましょう。

<記載例>
こだわりの生産方法で子どもの手のひらいっぱいになる程、大きな栗の渋皮煮が入った完熟石畳栗のパウンドケーキが自宅に届く。それと同時に、手書きのお礼の手紙、食べ方の説明、さらには石畳地域の冊子や絵葉書があり、生産者の顔が見える、いつか会いに行ってみたいと思う。

まとめ

 私は、オンラインで、1日に7〜8組の相談を受けています。

「うちの会社は事業が多岐に渡るので、簡単すぎると伝わりません」

このような話を聞くと、この会社は事業を細分化し、もっとわかりやすく伝え、売り上げを上げるポテンシャルが大きいなと思います。

情報をわかりやすく伝えるには、基本の7つの型があります。
子供に読み聞かせる絵本のように、文字も少なくていいのです。

情報を整理して、何を書かないか?考えてみる。

そうすると、思考が整理され、混乱は解消され、マーケティング活動の負担も減らして、その事業は成長していくという事例がたくさんあります。

 【「欲しい」が生まれる!ストーリー構成スクリプト】がお役に立てれば光栄です。

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最後までお読みいただき、有難うございました。 
スキ❤️やコメントをいただき感謝いたします。
発行 : 野口みき・DXクラファン®︎の母
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