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一人でどこかへ行こうとするとき、主な目的地は本屋さんであることが多い。 今回はお休みの2日前くらいに突然思い立って、恵那市にある庭文庫さんへ行ってきた。 車がないと無理かなと思っていたけど、調べてみると何とか公共交通機関で行けそう。 5月の晴れた日に有休が取れてるなんて、この先何度あるか分からないし、行くしかないかも。 暑いかもしれないから、濡らすとひんやりするタオルを100円ショップで買ったり、携帯用の扇風機を充電したり。本ももちろん買いたいので、荷物は重くなり過ぎないよ
たまには好きな本屋の話をさせて欲しい。 岐阜県恵那市に佇むあの古本屋が好きでたまらない。上京することを躊躇ったのはあの本屋に行けなくなることを想像したからだ。 自分の家から車を飛ばして40分。山を登って下って着く。 その年の岐阜は雪が降っては積もって、太陽の光で少し溶けたと思ったらまた降っていた。吐く息がタバコの煙なのか自分の息なのかわからないほどだった。寒明けを待つ間ずっと通っていた。そうやって過ごせなくなった今は心細いとは違った何かに苦しんでいる。 山を下り見えて