日記_生活の中に図書館が欲しい


国会図書館が徒歩15分圏内にあったらいいのになぁ。
公立図書館でも、大学の図書館でもいい。

今最寄りの図書館は自転車で飛ばして15分。
遠い。

学校の図書室が好きだった。

小学生になって、図書室で本の借り方を教わった時
「ここにある本6年生までに全部読むぞ!」と張り切ったことを覚えてる。

借りた本でまた読みたい!と思っている本があった。
不思議な物語で、扉の中の扉をどんどん進んでいく話。
挿絵はモノトーンで少し怖い、でも気になってどんどん読み進めてしまうような内容だった。あの時味わったぼわーんと物語の霧に包まれるような感覚、まだ思い出せる。でもタイトルが思い出せない……まだ図書室にあるのかな。

中学校で好きだったのはブックフェア。
当時アメリカの公立中学校に通っていたのだけれど、年に一度は業者がドーンと新刊の本を持ってきて図書館で販売する、というイベントがあった。今調べていて知ったのだけど、どうやら学校の寄付金集めにも一役買っていたみたい。
車社会で子供だけでブラッと本屋に行けない身としては、親に連れてってもらわず本を選んで買えるのは楽しかった。それにブックフェアの本は制限なしで買わせて貰った気がする。書いているとペーパーバックのツルツルの表紙の感覚や、灰色の紙の匂いがしてくる。大草原の小さな家シリーズなども名作もだけど、グースバンプスっていう日本でいう「怪談シリーズ」もまとめ買いした。

書いていると読み返したくなるなぁ。

高校では図書室によく籠もっていた。
2限が終わった後早弁をして、昼休みは丸々図書室で過ごした。指輪物語シリーズ、大地の子エイラシリーズ、村上春樹作品はこのころ読み込んだ。シドニー・シェルダンとかも読んだなぁ。あと井原西鶴とか。かたっぱしから手にとってなんでも読んだ。読み切るのもあったし、ページをめくるだけのもあった。
教室では時々エロ本が回っていたけど、「小説の方がエロいのになんでみんな読まないんだろう」と思っていた。言わなかったけど。

にしても昼休みにお昼食べず、部活へ行き、家帰ったら8時近かったのによく動けたな・・・おやつ食べてたっけ、どうしてたっけ。

大学の図書館は最高に楽しかった。小説をあまり読まなくなったのはこの頃、専門書や入門書、歴史書が面白かった。新しいきれいな大きい図書館は天国のような居心地で暇さえあれば行っていたけど、病院の近くにある薄暗い図書館は古くてすごく狭くて、息苦しくて「絶対何か憑いてる」風の図書館も魅力的だった。思い出しただけで首元がキュッと締まるのだけれど、古い医学書はめくるだけで面白かったな……

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思い返すと生活のリズムから図書館がすっかり抜け落ちている。

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先日妹と弟の会話ででたサイエンス本著者メモ。

加藤文元
山本義隆
マーカスデュ・ソート
寺田寅彦
中谷宇吉郎
ファイマン
池内了
カルロ・ロヴェッリ
朝永振一郎
松原始

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