見出し画像

聞く練習

5月18日(月)

ついに、娘が
「もう、うそついたりしないから、ダンスのゲームさせて」
と言ってきた。ので、
「ゲームしたい時は、まずは聞いてからにしてね」
とお話して、ゲームを解禁に。
(ゲームについてのお話はこちら

ひと段落してホッとした。

翌日、朝起きて夫の寝ている部屋の前を横切ると、
娘が夫のiphoneでゲームを・・・
やばい!という顔をする娘。
「パパがやっていいって言ったの?」
「言ってない」

「ゲームやる時はどうするんだっけ?」
「ママに聞く」
「聞いてないよね?」

夫は、お皿を洗っていたからと、娘が携帯を触っていることに気づいていなかった。
いつも、ゲームで怒られる状況は、夫と娘で遊んでいる時だ。
娘が遊んでとパパの元へ行くと、夫はあいまいに返事しながら、ずっとiphoneをみている。ゲームしているか、動画を見ているか。
そんな大人の様子見ていれば、ゲームしてしまうのもしょうがないとも思う。
夫にも自分の態度を考えてもらいたかった。

「2人で、どうしたらいいか話し合って!」

2人の話し合いは、なんだか核心ではないところを話し合っていて、
何回もやりなおし。

娘の言い分としては、朝、パパを起こして
「あそんで」と言ってもiphoneばかりを見ていて遊んでくれない。
その後もなかなか遊んでくれない。
だからつまらなくていない間にパパのiphoneを見てしまう。

とのこと。

画像1


それで、決めてきたのが、
・パパがかならずあそぶ。
・パパはぼくたんの前ではスマホをみない。
・ママもたまにあそぶ。
・本を読む
・おてつだいをする。

つまらない時は、ゲームをしようとせず、本を読んだり、パパのお手伝いをするということらしい。

「これからは、ゲームをする前、iphoneを見る前にママやパパに聞く」
というのが、最終結論だということだった。

でも、これまでに注意したことは何度も何度も何度もあって、ずっとなおらない。
どうして次はできるって言えるの?

そこも話し合うようにと言った。

そこで、だしてきた案
・聞く練習をしておく。
ということ。
え〜 なんだそれ???と思った。
聞く練習って。それは、問題の根本ではないような。
でも、本人も真剣に考えた結果なようなので、
ではまず、そうしてみましょう。
とした。

早速練習がはじまった。
「まま〜」
「なに?」
「パパの携帯でゲームしていい?」
「パパはいいって言ったの?」
「うん」
「え〜 だめ」
夫が横から
「もうちょっと頑張れ」
「10分だけでいいから〜」
交渉してきた。
「んん〜 じゃあいいよ。でも今日はだめだよ。これはあくまで練習だからね」
「うん!わかった」

こうした練習を1日5回はするらしい。

でも、このばかみたいな「聞く練習をする」という提案は、
やってみているといいのかもしれないと思った。

娘としては、「使っていいか」を聞いたことがあまりない。
だから、その練習をすれば「聞く」ことができるんじゃないか?
ということらしい。

画像2


聞いてみる。
それに対して、練習とはいえ「だめだよ」とか「いいよ」
とか、怒られずに、きちんと返事をもらえるというのは、
ゲームすること=いけないことではなく、内緒にせず、聞いてみること、
交渉として、「時間を自分で決めてやる」ということを伝えるという経験の積み重ねになっているようにも思える。
ゲームというだけで「怒られる」とか、「どうせ聞いてもやらせてもらえない」
と思ってしまうことはなくなるかもしれないなと思った。

画像3

本日は、タピオカ作りに励んでいる。
こういう細かいことをやろうと思いつくアイディアと、やり続ける集中力は素晴らしいなと思う。

しかし、本日、すでにすっかり「聞く練習」を忘れている。
こちらから、催促するべきなのか、
自分で気づいて言ってくるまで待つべきなのか。
また悩みはつきない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?