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「みんなのまなぶば」開催も早10回。はじめた経緯とこれまでを振り返る。

早いもので、昨年12月27日に第1回目を開催した「みんなのまなぶば」は、次回5月11日で10回目の開催になる。参加者がいないと成り立たないタイプのイベントなので、これまで続けられたことに、本当に感謝しかない。
せっかくなので、活動を始めた経緯とこれまでの活動を振り返ってみようと思う。

どのように始まったのか

ことの始まりは、2021年12月7日の夜、高知で先生をしているのざたんと全く別件の仕事の話をZoomでしている時に、なぜか「大人も子どもも一緒に学んだり、対等に対話ができる場があるといいよね」とか「答えのないことを考えるのって大切だよね」というような話になった。そしてまた、なぜそうなったのかは覚えていないのだが、「でもそんな場所はないから、自分たちで作っちゃえばいいんじゃないの!?」という話に。なんだかすごく盛り上がったのを覚えている。
その後、日付が変わった深夜1時頃、のざたんから企画書と活動する時の名前の候補が送られてきて、次の日の夜もMTGをし、活動名と活動の骨子が固まったのである。
私はのざたんのアクションの早さに圧倒されたが、着想から20日後の12月27日に第1回目を開催することになったのだった。
 

これまでの活動

イベントは、最初に趣旨、進行、「お願い」をお伝えし、「最初の質問」を基に対話(フリートーク)を始めることにしている。これまでのお題の一覧は下記の通り。奇数回がのざたんが企画・進行する担当で、偶数回は私の担当である。改めて一覧にすると、のざたんと私の興味関心の方向の違いがわかる。
 
第1回:単位の見方を広げよう
第2回:「常識とはなにか」について考える
第3回:「知っている」ってどういうこと???
第4回:「幸せとはなにか」について考える
第5回:「食う/食べる」とは、なにか?
第6回:「失敗とはなにか」について考える
第7回:「見る」とはなにか・わたしたちは何を見ているのか
第8回:「言葉とはなにか」について考える
第9回:「日本人的」ってなんだろう? 〜政治的権利とは異なる「日本人的」ってなに?
第10回:「大人と子どもの境目」について考える
 

参加者のみなさん

最初の方の回では、参加者はのざたんと私の知り合いがメインだったが、最近ではPeatixで見つけて参加してくれた方や、参加者からの紹介で参加してくれた方など、新しい方との出会いも増えた。年齢も幅広く、中学生もいれば50代と思われる方もいるし、親子で参加してくださる方もいる。当初私たちが作りたかった「大人も子どもも一緒に学んだり、対等に対話ができる場」にふさわしい形になっているのが嬉しい。もちろん職業も住んでいる場所もばらばら。職業や住んでいる場所が違うと、お題に対して考えることが違うので、答えのないことをみんなで考えるにはとても良い環境になっていると思う。
参加者の中には、第1回目からすべて参加してくれている方もいて、「全出席を目指します!」と言ってくれているのも嬉しい。
 

私たちが大切にしていること

イベントの最初には参加者の心理的安全を確保するために「お願い」をしている。

毎回、スライドで説明します

この手のイベントに参加すると、「何か話さなくてはいけないのではないか」と感じる方が一定数いるような気がするし、それが参加をためらう一つの原因になり得てしまうのではないかと思っている。だからあえて最初に「聞き専」でも良いことをお伝えしている。実際にこれまでの参加者の中には最後まで発言をしない方もいたし、私もそれで良いのだと思っている。「みんなのまなぶば」は、自分の意見を共有しみんなで考えたい方も、自分の意見を共有せずに自分自身の中で考えたい方も共存している場なのだ。

イベント後の楽しみ

イベント開催の曜日はまちまちだが、時間は決まって21時からの1時間半で、22時半に終わる。だが、その後も話したい人は残って話をする時間にしている。話が盛り上がりすぎて日付をまたいでしまうことも。1時間半のイベントに1時間半の雑談という長丁場になることもある。
私たち主催者はもちろん、参加者さん同士での交流も深まり、色いろな話をすることができるこの時間もまた気に入っている。

ご参加をお待ちしています!

少しでも気になってくれた方はぜひイベントにご参加ください。多様なメンバーとの対話を一緒に楽しみましょう。
次回、5月11日(水)21時半からのイベントでお待ちしています!



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