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『DIE WITH ZERO』ビル・パーキンス

しばらく積読していた本、ビル・パーキンスの『DIE WITH ZERO』を読み終えた!

『DIE WITH ZERO』は、人生を豊かにするための新しい考え方を提案する本。老後に多額の財産を残すよりも、人生の各ステージで得られる体験や満足感を重視していて、若いうちにお金や時間を使い、自分の人生を最大限に楽しむことを勧めています。

年齢や健康の変化によって経験の価値は変わります。ましてや年を取れば体力は確実に低下するし、物事への興味も薄れていく。「今」がずっと続くような気がするけど、時間も健康も環境も人間関係も終わる瞬間がきっとあるはずです。

作者は人生でいちばん大切な仕事は思い出づくりであるとし、今しかできないことにお金を使おうと言っています。

ただし、いざというときの貯蓄まで使い込むようなお金の使い方を推奨しているわけではないので注意。今しかできない経験への支出と、将来のための貯蓄とのバランスは取る必要があります。

また、価値あるものにお金を使うためには、「健康」と「時間」が必要です。健康でなければやりたいことはできないし、忙しい人は経験する時間がない。バランスが大切で、「健康」「時間」を重視することが、人生の満足度を高めるポイントであるとしています。

「ゼロで死ぬ」は現実的には難しいと思うけど、老後のことを考えて必要以上に資産を貯めるよりも、今を大事にして計画的にお金を使うほうが幸せかもしれないなと感じました。

お金はあの世に持っていけないし、家族に遺産を渡すのも悪いことじゃない。でも、生きているうちに子どもや家族と、色々な体験・経験をするのも必要だよね。

死んだあとに感謝されるよりも、生きてるうちに喜ばれたいかな。


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