青年海外協力隊で出会ったステキな女性の話
「生姜焼き作るんですけどムバララ来ませんか?」
初めてさいかさんと話したのはブシェニに着いて3日目の土曜日
この日からかな?「西会」と称して、ぼくたちは定期的にムバララに集まるようになる
土曜日の昼ごろみんなで集まって、ナクマット(大型スーパー)で買い物して
みんなで日本食作って
中心にはいつもさいかさんがいた。前の日から下ごしらえやデザート作って待っててくれた。
ビール飲んで、DVDを観ながら料理を食べる
ウガンダで食べる唐揚げやチキン南蛮は本当美味かったし
そんな西会の時間が最高に好きだった。
気づけば毎週のようにムバララ行って、みんなで料理食べたり、サウナ行ったり、雑談したりして週末を過ごしてたな
だから、さいかさんが日本に帰るときはめちゃめちゃ寂しくて
ぼくたちはさいかさんが首都カンパラに引き上げるギリギリまでいたっけ
そんなグダグダしてたぼくらも受け入れてくれる優しい人
さいかさんのことを少し話すと、
大阪出身で、ウガンダのムバララで体育の先生をしていた
体育の先生なのに数学の教員免許も持っている珍しい人だった
体育の授業がまだまだ浸透していないウガンダ
制服で普通に体育する生徒もいるウガンダ
そんなウガンダで彼女は、厳しく、ときに優しく生徒に接していた
研究授業やったり、体力テストやったり。いろんなことに挑戦する人
ウガンダの人達のためになにができるか。常にそう考えていたし、ウガンダ生活を本当楽しんでいるように見えた。
英語がめちゃめちゃできるとか
運動神経がめちゃめちゃいいとか
パソコンにめちゃめちゃ詳しいとか
ウガンダで生活するなら、そんなことどうでもよくて。
元気で、気が利いて、社交的で、料理が上手で、いつも周りに笑顔があふれる
そんな、名前の通りの彩花(さいか)さんがみんな大好きだった。
きっと今でもさいかさんの周りには笑顔があふれていることだろう
みんなを元気づけてくれる、パワーをもらえる人。
そうだ、今年は2年ぶりに西会をしよう
さいかさんに西会しましょう!って言ったらきっとこう言うかな
「たこ焼き食べに大阪来ませんか?」
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