【生保営業の悩み】05-友人の保険のことが心配です
▫️【つまずいている事】に寄せられた相談 : Yさん
友人のことで相談です
38歳独身女性
養老保険に加入しています
満期100万
災害・疾病特約付加
45歳で満了
45歳で満期を迎えたら災害・疾病特約は切れてしまう
その時、もし病気になっていたら新しく加入できないかもしれない
なんだか心配で
その特約は外して新たに医療保険に加入されてはどうかと提案しましたが
「結婚したら見直すから」と断られました
今のところ結婚の予定なし、彼氏なし。
死亡は5倍の500万
保険料は11,400円
手取り収入は12万とのことで、保険料はこのラインがギリギリかもしれません
友だちなだけに心配ですが
あまり言っても引かれてしまいそうで迷ってしまいます
▫️お答えしました
▫️それ、断りの口実ですね
ご友人は、実家暮らしでしょうか
結婚と病気のリスクは関係ありませんから、ただの断りだと思うんですよね
もしも実家暮らしだとしたら、そういう環境ってなんとなく
なんとかなっちゃう雰囲気が溢れてますよね
実際、多少のことなら何とかなるんです
実家に生活費をいくらか入れてますでしょうか
これ分かれますよね
入れていない人、入れている人。
《30代後半女性の一人暮らし・実家暮らしの割合》
▪️総務省統計局「家計調査」より
・20代後半 : 一人暮らし44.9%/実家暮らし55.1%
・30代後半 : 一人暮らし52.1%/実家暮らし47.9%
《実家暮らしの場合の実家に納めているお金》
▪️総務省統計局「家計調査」より
・30代後半女性(独身・一人暮らしをしていない場合)
・57.9% : 家に納めている
・42.1% : 納めていない
・納めている場合 : 平均87,999円/月
半分の方は実家に入れていて、半分の方は入れていないようです
平均を知って少し驚きました
聞いていると3万円が多い印象です
中には多く渡している方がいらっしゃるんですね
さてご友人の場合はどうでしょう
手元にいくら残っているのかによってアプローチも変わってくる気がします
▫️手取り12万の使い方
FP的な話をすると2割は貯蓄に、2割は自己投資に、という考え方があります (※諸説あります)
これを当てはめると
❶2割の24,000円を習い事や資格取得等の自己投資に
❷2割の24,000円を貯蓄に
❸残りの72,000円は生活費に
となります
外食費、交際費、娯楽費、衣類や美容、医療費、通信費、保険料…
このほか実家に納めていたとしたら、「余裕ないな」って感じします
保険は貯蓄型なので約1万を❷の貯蓄に含ませます
あと14,000円貯蓄にまわせますがご友人は既に貯蓄はされてるでしょうか
と、こういうことも気になるんです、私。
▪️30代女性「みんなの自己投資」
1位…旅行
2位…美容(エステやネイルサロン)
3位…芸術鑑賞
4位…資格取得
4位…読書
4位…健康(ジム・ヨガ)
7位…お稽古事
8位…言語取得
9位…ビジネスセミナー参加
▫️3つの貯蓄
❶短期 : 5年以内に必要な資金を準備 レジャー・旅行、緊急予備費など
❷中期 : 5年から20年程度の必要な資金を準備 独立・結婚資金など
❸長期 : 60〜70歳以降の資金を準備 老後生活資金など
こうして貯蓄の目的を3つに分けてみます
属性によっては住宅取得資金、教育費等が入ってきます
ご友人の養老保険は10年以内に満期なので「❷中期」に当たります。
保険料は約1万円、具体的な目的は特にないという方が多いのですが
45歳に100万という金額が手元に届くというのは色々な可能性があって
ちょっとワクワクします
お聞きしてみたら実は夢をお持ちだったなんてこともありますから
そういったことにも興味を持たれてお聞きすることは大切です
その他に❶医療費、耐久消費財などの緊急予備資金として
または❸老後生活資金として何らかの貯蓄をしているのか、もお聞きしたい項目です
もしまだのようでしたら
❶は給与口座から自動で積み立てられる仕組みを
❸は個人年金など情報提供しておきます
この3つの貯蓄の仕組みが見えてきたら
『保険はその貯蓄をリスクから守るためにある』という話をしてみます
▫️「医療が切れちゃうかもしれない」の話
Yさんの心配はもっともで
「これから乳がんの罹患率もピークを迎える年代なわけだし
健康なうちに早く何とかしなくては」とつい考えてしまいます
【ご友人のニーズ】
・死亡保障はそれほどいらない
・まだ病気にはならない
・保険料はこれ以上払えない
こんなところでしょうか
【現契約の課題】
・がんや女性疾病に対する保障が不足
・医療保障が満期と共に消滅する
・短期入院だと出ない…以下省略
【ご友人の声(想像)】
まだ病気にはならないと思うし
満期になったら安い医療保険に加入すればいい
まだ満期まであるし解約したらもったいない
保険料は結構高いしこれ以上は払えない
追加で入ると今の保険とだぶるし
特約だけの解約、面倒だし
正直興味ない
だから「結婚したら考える」なのかなと思います
▫️Yさんの取るべきスタンスは
これ、難しいんです
今までの関係性ってあります
例えば、おふたりで旅行の計画を立てることになったとします
予約サイトであれこれ調べたり、問い合わせしたり、予約したりって
今までどちらの役目だったでしょうか
または新商品とか、新しいお店がオープンしたとか
おもしろいドラマが始まったから見たほうがいいみたいな情報提供って
どちらが発信者でしたか?
いつもYさんがその役目だった場合は
保険会社に入社して日々の研修で知る様々なことを驚きをもって伝えたくなりますし
ご友人もまた、そんな様子を見て「ちょっと聞いてみようかな」となるんだと思います
「満期に医療特約が付いてると満期になったら消滅しちゃうって分かって、えーって思った、乳がんって30代から急に増えて40代後半でピークなんだって!私、自分の入ってた保険見て焦って、慌てて見直したわ」
そんな話をもしもしていたとして
それを聞いたご友人が
「私のも見てもらおうかな」と思うのか
「保険の仕事始めたらなんか色々言ってきた」と感じるのか
それってこれまでの関係性、キャラにもよるなって思うんです
誤解しないでください
情報発信キャラじゃない人は友人に保険をお勧めしてはいけない
という意味ではありません
いつもと違うことをして「なんか急だな…」にならない方が良いのかなって話です
勇気出して証券見せてもらって会社に持ち帰って指導を受けて
「満期で医療が切れちゃうから追加で入るのはどう?」って展開が
なんか早いのかもしれないなって感じたんです
✔︎心配してるんだけど「心配」に感じてもらえてない
✔︎満期になったら、ではなく、結婚してから、と断られた
これってこちらは親切のつもりなのにってちょっと悲しいんです
伝えたいことが伝わっていないのが悲しいんです
でも仕事だから仕方ありません
もし、「もう少し違うアプローチはないのか」と聞かれたら私としてはやはり先ほどのように「一点だけを見ずに全体を見て話すようにしてください」と申し上げます
手取り12万なら
貯蓄はどうなっているのか
個人年金は興味ないだろうか
そういえば女性特有のがんの話なら興味を持てるだろうか
心配だからと勧めるのではなく
相手が興味を持ってくれたものをまず勧める
そんなに大事なことがあるならば
資料・話し方など興味を持っていただける工夫をする
そして時が来るのを待つ
そんな風に少しゆったりと構えてみてください
そうしたら「45歳で満期を迎えたらその時はぜひ提案させてね」「結婚することになったらまた声を掛けさせていただくわ」と一旦退くこともできます
『見込みの一極集中』にならないよう
“時が来るのを待つお客さま”をたくさん作ってください
やがて順番に形になってくるものです
▫️自己投資とサブスク
私の自己投資とサブスクについて確認してみました
▪️自己投資
・美容院 3週間に一度白髪染めとカットとヘッドスパ
・ジェルネイル 3週間に一度“マツコネイル”
・資格取得の通信教育 今年受験
・読書 電子書籍より紙が好き 最近は林真理子さんの新刊を購入
・このITUMO先生_立ち上げの諸費用 ココナラや書籍
・iPad なくてはならないアイテムになった
・chocoZAP 徒歩4分なのに月に2〜3回しか通えていない
・インテリアの雑誌 目の保養に購入し積み上げている
・ルルルン(フェイスシート) MEGUMIさんの書籍の影響
▪️サブスク
・ルンバ 買っても必ず新しいものが出てくるので私はサブスク一択
・ナディア レシピのアプリ 新しいレシピを試すのも趣味のひとつ
・noteの林伸次さん 毎朝届く記事を読むのが日課
・bloomee(ブルーミー) 隔週でポストに3輪届くお花の定期便
▫️2割の自己投資、何かされてますか?
生保営業のお仕事や相談
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✉️itumo.2022@gmail.com
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