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恋とか、愛とかって難しい。

私は、
世の中の普通のような恋愛ができたことがない。
今までも長くて学生の時の半年。
社会人になってから付き合った人は、
ギリ2ヶ月。

今まで4桁くらいの男性と
イチャコラしてきたけれど
恋愛は全く無縁。

お母さんからも、
友達からも、
ミキちゃんに彼氏ができたら、どんな人なんだろうね。
って言われるほど。

そんな私だけれど、
昨年の11月末に彼氏ができました。

彼に出会ったのは昨年の9月。
私よりも17歳も年上で、
髭が生えてて、髪も長め。

全く私の好みのタイプではなかったから
全く恋愛関係になるなんて
全く思ってもみなかった。

それでもなんで付き合おうってなったのか。

私は付き合ってからも
素直に「好き」と言えなかった。

「好き」が正直わからなかったから。

それでも、
私なりに私の言葉で「大切な存在であること」
「特別な存在であること」は伝え続けた。

彼はみんなの前では、
大きくて、強くて、みんなのヒーローのようだった。

だけど私にはそうは見えなくて、
私より年上だけれどとっても子供のようで、
いつも何かに怯えているような
そんな気がした。

みんなが知っている彼と、
時々見せる彼の違う一面、二面に興味を持ち始め、
もっと彼のことを知りたい。
もっと彼に寄り添いたいって思ったから
付き合うことにした。

付き合い始めてから、
いろんな彼の一面を見るようになって、
彼が何を考えているのかわからなすぎて、
何度も言い合いになって、別れるぞ!って何度も言った。

それでもその度に、
なんでか。

「彼はきっと私からは離れないんだろうな」って思ってた。

私は彼にいった。
「私といれば絶対に幸せになれるから」

ここに書き始めたら止まらないし
とっても長くなるから書かないけれど。

とりあえず、私は彼に出会ってから。
自分の恋愛の下手さに気付かされ、
気持ちの共有方法の難しさに悩まされ、
一緒にいる時間の気持ちよさや心地よさに癒され、
人を笑顔にすることの楽しさを感じ笑顔になれた。

たっくさんの感情を経験した。


でも今年の1月、彼は亡くなった。

いやいやいや、マジですか。

私は初めてマジで生死を彷徨う人を目の前にして
救急車を呼んで、一緒に乗って病院に向かった。
血縁関係のない人のお葬式に出た。

私は彼が倒れてから、
ただただ神頼みをするしかなかった。

私の知り合いの見える系の人に頼って
彼の状態を見てもらったり、
回復を祈ったり、
私が彼に出会った理由や私がその時できることを聞き
そんなことに時間とお金を使った。

そして、たとえ半身不随でも意識があまりなくても
彼が戻ってきたら少しでも力になりたいと思って、
介護士資格も取ってやろうと心に決めた。

毎日とにかく、祈り続けた。
普段聞く音楽とかは聞いてられなくて、
川のせせらぎとか、鳥の声とかしか聞いてられなかった。

倒れてから10日後、
彼の魂は身体から離れた。

私は後悔した。

もっと好きだ、愛してると伝えれば良かった。
もっと彼の肌に触れたかった。
もっとぎゅっと抱きしめたかった。
もっとキスもエッチなこともしたかったし、
もっと美味しいものを食べて、
いろんなところへ旅行に行きたかった。

私は本当に、彼のことが好きだったんだなぁと
離れてから気づいた。

付き合い始めたのは、
彼から食事の誘いを受けたことが始まりで。

1回目の時から、好意を伝えてくれた。
その時は私は付き合うなんてあり得なくて、
初めの数回の食事の時は、
近づかれるのも少し触れられるのも無理だった。

私は、したいって思った人とはしちゃうし。
付き合っても他に好きな人ができちゃうかもしれない!
過去の仕事や今の仕事、これからやりたいことも話して、
とにかく私はクズですよ!って伝えた。

私は何度も突き放すような
言葉や態度をとったけれど、

それでも彼はなぜか、私に近づいてきた。

私にもわからない。
なぜ彼に出会い、恋人という関係になったのか。

もっと早くに出会っていたら。
とも思うけれど、

それじゃあダメで。

今だから。

きっと過去の私は、
今の状況を受け入れられないし、
彼のことも惹きつけられなかったと思う。

全ては必然。

でもって今回知ったこともある。

私意外と一途です、、、。

1人を好きになったら
他の人とか興味なくなるし、
他の人とエッチなことをしたいとも思わない。
んだって。

意外と乙女じゃん、私。笑

彼は私をまた一歩前進させてくれた。
1ステージ上がったような。そんな感じ。

『愛』って何?『家族』って何?

恋と愛の違い。

恋人であっても、それは社会的には認められていなくて、
病院やお葬式の時だって、
家族ではないからと急に突き放される。

家族ってなんなの。

血縁関係だけが家族なのだろうか。
だからと言って、
血縁関係がある=愛があるとは限らないし。

みんなが言う家族ってなんだろう。
家族のカタチってもっといろんなカタチがあるだろうって。
思った。

私は彼に、もっと人間の温かさや
本当の愛を伝えたかったんだと思う。

だけれど、まだその時の私には
『愛』っていうものがわからなくて
お互いが手探り状態だったから
うまく伝えられなくて、逆に不安にさせてしまった。
と思う。

わからないけれど、

今でもたまに、本当に彼にはもう会えないのかと
寂しくなるし、悲しくなる。
涙が出る。

でも本当に、感謝でしかない。
出会ってくれてありがとう。
私に興味を持ってくれて、近づいてきてくれて
ありがとう。

私は彼に出会わなかったら、
今の私はいないし、
これからみる世界もきっと違ったかもしれない。

また何年かしたら、
違う考えになっているのかもしれない。
今回の出来事の捉え方も変わっているかもしれない。

もっと言語化できるようになったら、
また文章に起こしたいと思います。

『死ぬこと以外、かすり傷』
ってマジだなぁと思う。

生きているうちにあとどれだけ、
人を愛することができるだろう。
自分の知らない一面に気がつけるだろう。
幸せだと感じることができるだろう。

きっと彼はまた生まれ変わって、
目の前に現れてくれると思う。なんとなく。

今回を機に、
『死ぬこと』もそこまで怖くなくなった。

だからと言って死にたいわけではなくて。

死ぬ時は、きっと私のお役目を果たした時。
私のエネルギーは死んでからも生き続けるわけで、
ただ肉体に期限が来ただけ。

彼はきっと今。
自由と安らぎの空間にいるのかなぁ。

空を飛んだり、
過去の幸せだった思い出に浸ったり
会いたかった人にも会いに行っているのかな。

そして、ご先祖様に会えているのかな。

死後の世界は、
どんな世界なんだろうと、少しだけワクワクする。

でも今私が生きているのは、今の世界。
その世界のことを考えてもわからないから。
今は存分に今の世界を。
人間として楽しめる人生を精一杯生きるしかないなぁ。

改めて、自分の使命についても考えられたし。
やっぱり人生って、死を考えることで深みが増すよなと。

自分の性と向き合う上で、
人生を歩む上で、死とは向き合わなければならぬなと。

たっくさん考えることができましたわ!!!
いろんな感情を、出来事を経験させてくれて
ありがたいです!!!

今日も、明日も一生懸命に生きようね。
楽しもうね。

2023年3月3日
彼が生きていたら今日で42歳。
一緒にお誕生日を迎えたかったなぁ。
お祝いしたかったなぁ。
初めての恋人と過ごす誕生日だったはずだけれど。
ちょっと悔しいですよね、。

しばらくして落ち着いたし、良いタイミングだなと思って今の気持ちを文字にしました。
彼にも届いているかなぁ。亡くなった時に書いたお手紙も
読んでくれたかなぁ。

私はあなたのことを愛していました。

でも、あんな短かったら幸せにし足りない。
あなたの分も幸せになるよと言いたいところだけれど、
あなたは自分で自分の幸せを掴み取りなさい。
次、生まれ変わった姿でね。

それでもまた困ったら私の目の前に現れれば良いの。
私が今度こそ幸せにするから。
その時にはきっと、今よりもっといろんなことを経験して
器も大きくなっていると思うから。

あ〜〜〜〜。
恋愛って難しいですね!!
人間って、人生って難しいですね!!!

ほんと、人生ゲームですわ。。。


とりあえず今はお仕事をしろってことだと捉えて
仕事頑張ります。

私は私らしく。
自由な人生を満喫する!

好きなこと、好きなもの、好きな人に
時間やお金を使います。

これが今の私。
私は共感されたくてこのnoteを書いているわけではなくて、
ある意味、区切りで決意表明。


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