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なりたい私がビジネスの起案だった

こんばんは
9坪ハウスの住人mikenekoです

昨日は高齢者の記事を
たくさん読んで

あるあるや共感、新たな発見など
とても勉強になりました

さて
ある記事を読んでたら
起業を夢見た頃のことを
思い出しました

私は
特別養護老人ホームで
勤務してた頃に
感じた疑問があります

それは
集団生活での介護でした

学校のように多くの人と
毎日規則正しい日課で
死ぬまで暮らすなんて
私なら絶対イヤです

一人で気ままに過ごしたいし
たまには朝寝坊や夜更かしもしたい
(特に年越しは)

たまに食べたい嗜好品を食べたり
ドライブ等の外出だってしたい

コレ、わがままでしょうか?

アナタは年老いてまで
集団生活をしたいですか?

当時の私は
長期入所で勤務しているだけで
息が詰まる思いがしたので

私自身の入所なんて
想像するだけで恐ろしいです


別に長期入所自体や職員を
責めているのではありません

しかし、
集団生活は人間関係の悩みを
避けて通れないし

歳をとったからって
その悩みが
なくなるわけでもありません

だったら
私自身が諦めてしまうくらいの
状態になるまでは
入所しない介護予防をしよう

これがこれからの暮らしを考える
きっかけになりました

さらに当時は
介護保険以外である
「総合事業」や「包括ケアシステム」を

地域で支援をする案が
動き出したばかりの頃だったので

私は
自身の介護予防をしながら
地域で支える人になりたい
と思い

提案したのが
「リノベーションで
シニアのシェアハウス」でした

私がこの案にしたのは
遠かれ早かれ、一人になる日はやって来る
だったら助け合って暮らそう
と考えていたからです

ところが
発想は誰に話しても「いいね」と褒めます
でも、協力者がみつからない

当時は正社員だったので
起業の話をすれば否定されるし

だいたい
一人暮らしをする身内でさえ
一人で気ままに暮らしたいと
言うのだから

シェアハウスって発想に
だんだん自信をなくしました

そして
私の中でも違和感が出てきたのです


シェアハウスと言っても
人の気配を感じながら
個々が自由に過ごす
この考えは今も変わりません

では、なぜ違和感があるのか?
その理由は共有部分でした

私は人の気配を感じて暮らすのは
一人暮らしには心強いなと
思っています

だって、
転倒や体調不良になった時
助けを求める事ができるからです

不測の事態が起きても発見が早いし
声をかけることで
不安や問題の解決に
繋がりやすいと思ってました

しかし、共同生活の難しさも
想像がつきます

リビングや水回りの共有部分の使い方は
人によって違います

これを考えると
私の本心は個々の方がいい
って思っていたのです

さらにターゲット層でも
違和感がありました

当時の私は寝たきりの方や
介護が必要な方しか知りません

そのため
想像するにも限界があり
どんどんぼやけてきたのです

そこへ
資金繰りの甘さを指摘された事も加わり
完全に行動が止まりました

それ以来
シニアのシェアハウスについては
完全に口を閉ざしていましたが

それでも燻っていたのは
純粋に建物をリノベーションしたい
人の気配を感じながらゆるく繋がっていたい

これだけは
変わらない気持ちでいたからです


大晦日に
昨年の締めくくりとして
この記事を書きましたが

9坪ハウスを計画する時や
建てた後のワクワクが
微かに蘇ってきたエピソードで

私は、このワクワクを思い出して
どっぷり浸りたくなりました

6年前
起業の難しさと違和感で
ワクワクがどんどん萎えてしまったけど

改めて起業を学び直し
家づくりのワクワクに浸っていたら
やっと向き合う事ができて
気づいたのです

私はやっぱり建物が好きだし
これからも人を緩くつないで助け合える
シェアできる空間について追求したい!
ってね

最後になりますが
私のやりたかったことが
ようやく言語化できたので

近々、こちらを固定する事にします

それと
固定してる記事の画像を
紹介しますね

実は
我が家の9坪ハウスはハーフビルドです

「YADOKARI」と言う会社の
企画に応募したところ
我が家のハーフビルドが注目され
本に掲載していただきました

その取材で撮影された画像を
快く提供していただいたので
使用しています
光文社様のご厚意に改めて感謝します

画像:撮影/有高唯之
『ニッポンの新しい小屋暮らし』
YADOKARI著・光文社掲載

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