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國嶌りょう
2020年7月28日 22:52
わたしは、じぶんが言葉を持っていることをひどく煩わしく、猥雑に感じることもあれば、言葉を持っていることをうれしく感じることもある。わたしは、鏡のなかのじぶんをひどくくたびれた女だと感じることもあれば、まだ酸いも濁もしらない少女のように感じることもある。わたしは、映画に孤独を癒されることもあれば、映画に孤独を突きつけられることもある。わたしは、煙草を昔からの親友のように感じることも