魂(ソウル)な美装で戦って! 2-2
「オマエ、アホだろ、戦試合当日でもないのに、何であんな事してくれんだよ」
カスティーが、毒虫でも見るような目でもなみを睨む。
「えっ!な、何でって言われても...」
「せっかく、デガロ兄さんの魅力をあの膨らんだ髪でごまかしてたのに、このクソ女!」
「あ、あの、さっきと随分態度が違って...」
「はあ、僕が可愛いのは、兄さん達に見せる為だから、女なんかに愛想良くできるかよ」
カスティーがそう言って、もなみの顔に指を突きつける。
「くっそ、引っ掻いてやりたいけど、デガロ兄さ