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「健康で長生き」信仰は日本人の根深い病い(笑)

*みけ子がかなり好き勝手なことを放言している内容です。そしてまとまりのない内容で言葉足らずです。違和感のある方はここで読むのをやめて下さいね。あとでこれはリライトの必要があると思ってます。


昨年末に買って、途中で読むのをやめていた本を改めて読み出した。

「寿命が尽きる2年前」久坂部羊

老齢に達する人であれば一度は読んだ方が良い本です。みけ子は題名に惹かれて買った本だったけど、途中で忙しくて読むのを中断してました💦


一番最初にこの本を手に取った時に思ったこと。本の帯にある「寿命は伸ばせるか?」……って部分。寿命伸ばしたいの?伸ばしてどうするの?

↑この本の帯にある事は、筆者自身ではなく編集者が付けたものだろうと思います。中に書かれている内容とこの「寿命は伸ばせるか?」ってこと、合ってない感じです。

長生き願望って、結構大多数の人が持っているのかね?みけ子にはよく分からないのだよ「長生きしたい」って思いがさ。

自分は長生きしたいとかは、ほとんど考えた事がない。長生きすれば、体力も認知機能も衰える。これまで普通に出来ていた事が出来なくなる。分かっていた事が分からなくなる。良い事など無いではないか。

もう亡くなってしまったが、私の両親。以前は「長生きはいいなぁ、長生きしたいなぁ」ってよく言ってた記憶があるよ。そう言っていた両親だって、要介護状態で健康でもないのに長く生きたい、とは思わなかったと想像する。ちゃんと聞かなかったから分からないが。

亡くなる1〜2年前まで同居していた父みけ(みけ子の実父)は施設に入所する前はよく「なんだかなぁ、訳わがんねぇわ。俺もう死んだ方が良いわ」とよく口にしていた。認知症が進み、時間や日時の感覚がなくなる。自分がどこに居るのかよく分かっていない。自分は今後どうなるのか、どうしたらいいか分からない。それは不安だろう。そう言った父みけの気持ちに、今なら多少は寄り添う事が出来たかも知れない。だけとその頃はまだ独立していない子どももいて(今もだが)、自分自身の今後の生活の不透明さもあり、不安を口にする父みけに寄り添う事など出来なかった。

自分自身のことを考える。平々凡々たる人生で、結構いい加減に生きてきた。社会の規範になどどう考えてもならない人。長生きしても、資源とエネルギーの無駄、としか思えないわ(笑)せめてしっかり働いて納税くらいすれば、多少は人様の役に立つかも知れないが、まともに納税し始めたのって、割合最近の事だ。

*長生きしたいという気持ちや考えを否定するモノではありません。自分があまり理解出来ないだけです。そして立派な業績のある人の人生だけが価値があると言いたいのでもありません。この辺りは強調しておきますね。

自分が60オーバーとなり、昭和の時代ならば自分の死ぬまでの年数を真面目に考える必要がある年齢になっている。この本に書いてある、「医療が発達しても死期が迫っている患者に医療は何の力も持たない」ってことは確かにそうだろうと思う。

話が中途半端で纏まりがないけど、この本はおすすめです。「長生き至上主義者」にとっては驚く事ばかり書かれているかも知れない。

みけ子は、日本もそろそろ安楽死や尊厳死に関しての議論や法整備をした方が良いよ、と思っている人です。この方の本はほぼ納得で賛成する事ばかりでした。

一読を強くお勧めします。

「寿命が尽きる2年前」
久坂部羊 幻冬社新書 



↓洋食器が日本の食卓にのるようになって、洋と和が程よく調和した品の良いデザインが求められるようになった頃のお皿です。控えめな華やかさが魅力です。


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