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オーダーメイドの表札がついた日

↑の写真の左下、ブロック塀に付いている表札は

オーダーして作っていただいた物です。

宮城在住の石の彫刻をしている作家さんにお願いしたのです。

山中環さん


この古い戸建ては購入後しばらくは一般的な賃貸物件でした。

その後の紆余曲折を経て、

自分が直に運営するシェアハウスになったのが

2020年の春のこと。

それで以前から構想にあった「立派な表札」を掲げてみたくなったんです(笑)

この古い家に立派な表札もあったもんじゃないんですが、

思いつくと止められない自分なので、

以前から面識のあった県内在住の山中さんに

「表札をオーダーしたいんです❣️」と問い合わせてみました。

私のかなりシビアな予算にもめげず、

二つ返事で引き受けてくださることに ♫


土台になるのは天然の石材です。

それも「伊達冠石」(だてかんむりいし)という、

宮城のごく一部でしか産出されない、とても貴重な石材です。

削ると中はズッシリ重く緻密な石ですが、石の周りが、
ざっくりした感じの砂と言うか泥のような鉱物で覆われている、
特徴のある不思議な石材なのです。

天然の石ですから、その大きさも形も様々で

思うような大きさや形のものがすんなりと入手できるものでもありません。

表札を取り付ける現場にも足を運んでいただきました。

この場所にピッタリな大きさを考えてもらい、

その後で彫ってもらう文字や字体、

表札になる石の形はどんなものがいいか。

私の希望も伝えつつ、試行錯誤すること数ヶ月ほど。


デザイン案を色々出していただき、あーてもない、こーでもないと

かなりワガママに意見を出してようやく出来上がった表札です。

デザインが決まっても制作途中で石が割れてしまったり。

だいぶ大変な思いをされた上、シェアハウスの経営上の都合で

一時制作をストップさせてしまったことも(すみません💦)

デザインの紆余曲折は以下をご覧ください。

↓ジャーン、完成品です💖石の表情がなんとも言えず魅力的です。

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↓取り付け作業中の山中さん。この年は梅雨が長かったんです。

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↓デザイン案A。最初に提案いただいたデザイン。

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↓上下を真っ直ぐにカットしたらどんな感じ?との私の提案でできた「E」案。

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↓次に考えてもらった正方形の形。

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↓正方形の隅をカットしたらどうなりますか?ということで「L」案。
 文字の配置も少し変えてもらいました。

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本当にうるさい注文主ですよね。

その後に「仙台浪漫」の文字を手書き風字体にしてもらったら

「あ、これだ!これしかない❗️❗️」

って感じでした。それでやっと出来上がった表札。

面倒な注文を付けまくって(すみません💦)

でもその甲斐があって本当に素敵な、

唯一無二のほれぼれする表札が出来上がりました。

出来上がった時はもう本当に嬉しくって

バンザイしたい気分でしたよ〜\(^^)/

「あー、これだこれ!私が思い描いていた表札はこんな感じのだわ💖」

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表札下部のデコボコした部分は

元々の石のもので、上の部分は

石の自然なくぼみ部分に金の色を塗布して

デザインのポイントにしています。

美しい石の表情と彫った部分にも金色をいれて

程よく目立って良い感じです。

門柱の素材が古いブロックなので

「こんな古いブロックに立派な表札を付けて大丈夫か?
返って古い家がみすぼらしく見えたりしないか?」

と思ったけれど、素材の質感と掘った文字の雰囲気や形、全てが調和して

玄関周りをグレードアップしてくれた感じです。(自画自賛〜♫)

表札、オーダーして良かった❣️

この表札を目にする度にそのように思います。

手間はかかって、結局材料費ぐらいにしか

ならない仕事だったと思います。

こんな面倒な注文を引き受けて下さって

ありがとうございましたm(_ _)m

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