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シャブリ不撓不屈02/シャブリ村を訪ねるには

先ずはじめにシャブリの立ち位置を見渡すために、ズームを思い切り引いてフランス全土から見回してみましょう。シャブリの孤立性が見えてきます。
シャブリはパリの東南180km。セーヌ川の支流スランSerein川にある村です。
ブルゴーニュワインとして分類されていますから、プルの中心地から見てみると、ほぼ160km。一見何の脈絡もなくポツリと離れています。シャブリがブルゴーニュ圏に分類されているのは、色々な歴的経緯があるのですが、それは後述。
シャブリ⇔ブルゴーニュの間の直接的な交通手段は相変わらずありせん。(バスを乗り継ぐという手はある)
ちなみに北のシャンパーニュからも160km。この間にも公的な交通手段はありません。同じシャルドネベースでワインを作る里ですから、精神的な共通性は充分あると思うのですが、隔絶しています。ほんとうに陸の孤島ですね。

パリから「シャブリ村」へ行こうとすると、直接繋がっている線路はありません。シャブリには鉄道が引かれていないのです。
まずはガールデリヨンGare de Lyonからベルシーbercyまで地下鉄14番で行き、それからTER8912317でオーセールAuxerreまで1時間半ほど行って、それからバスに乗り換えることになります。バスはTransYonne。シャブリ村までは20km程度離れていますから、バスに乗ってからは30分程度で到着します。駅前でTAXIを捉まえて、これを利用した場合は20分程度40ユーロです。
朝一番にパリを出て、昼にシャブリ村に到着。そんな感じでしようか。
到着しましたら是非ともツーリスセンターへ先ず初めに寄ってください。ここに全てのシャブリについての情報があります。
ただ。この自力で行くシャブリ村散策となると、どうしても一泊は必要ですね。日帰りは難しいです。
「行くぞ!」という覚悟がないと、シャブリにはなかなか行けない。ここにもシャブリへの共感"不撓不屈"への共感が試されるわけです(^o^;;

いきおいパリからだと、どうしてもツアーを利用することになります。たしかにシャブリ地方はシャブリ村を観るだけではとっても足りなくて、生産者は近在に大きく散らばっているので、どうしてもクルマがないとフォローすることができません。その意味でも、自分で行かれるよりツアー利用が多いのは仕方ないのかもしれません。

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無くてもいいような話ばかりなんですが・・知ってると少しはタメになるようなことを綴ってみました