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感性は終わっていなかった、熊本

音楽が趣味の日本人による、熊本旅行記です。
阿蘇がとてもよかったです。大して計画せず、かるいノリで飛行機をとって行ってみたら、図らずも熊本のファンになったので、まとめます。


前置き

(帰る場所があるときの)"良い旅行"に必要な要素のひとつは、「もう2度とここには来ないかもしれない、いや来ること自体はあっても、少なくとも同じシチュエーションでは無いな」という感覚だと思います。
つまりは非日常感であり、改めて言うまでもないのですが、やはりそれによって心がオープンになり、小さな刺激も受け流さずに感じ取れたり、失くしかけたものを留めたり、思い出したり、捨てたり、新しいものを仕入れられたり、すると思います。
ジャズのセッションも似てますよね。

もちろん旅行者自身の心持ちに依る部分は大きいですが、その非日常感を感じさせてくれるモノ、景色、人、体験に出逢いやすい土地は、旅行先として良いと思います。
そして熊本には、それが、ちゃんと、ありまああああああああす!

こんな人は熊本へGO

  • 最近会社の登山サークルで高尾山に登った人
    山はいいよね!次は阿蘇の山へどうぞ!

  • 「学業もサークルもバイトも忙しいから、免許はまだ取んなくていいかな...」って悩んでる大学生
    ダメでーす!車があれば熊本旅行が充実するから免許は取れ、熊本の為に取れ、そして取ったらすぐ熊本に行け!

  • 地方自治体の観光課っぽい部署に配属が決まった人
    来た来た熊本チャーンス!熊本の観光プロモーションを体感せずして観光課は務まらないぞ!それは海外のトイレメーカーの開発担当が、日本を視察せずに製品開発するようなものだ。
    ことりっぷはそこそこにして、現地でTake Freeの「くま本」をゲットせよ!
    ※熊本は観光資源そのものがチートレベルで豊富なのですが、そのプロモーションも上手いと感じました。旅行者へ押し付けがましくないのが良い。

そしてみんなして、ひたすらに湧き出る水資源を目の当たりにし、「こりゃTSMCもおいでになるわ〜」と羨望するがよい。


Take Freeの「くま本」は、レンタカー屋でゲットしました。
写真は白川水源ちかくの「炭火焙煎珈琲 水の館」です。店主さんも素敵でした。朝。

阿蘇を訪ねろ

とにかく阿蘇の山は雄大でした。紅葉と相まってすごかったです。
私もいちおう田舎生まれの山の民なので、道路に猪や鹿が飛び出してきて轢きそうになっても仰天はしないのですが、いま住んでいる東京から行くと、あまりに雄大なので、ゼルダの伝説の世界かと思いました。
もちろん世界には他にもすごい山はあるけれど、日本人なら一度観ておいて損はないでしょう。

私はことあるごとに、
「景色ってあんまり旅の目的にしないんだよね〜。どうも感動できないタチで」
と捻くれてしまうのですが、完敗しました。私の感性は終わっていませんでした。
別の季節にも行きたいな。

今回私は1泊二日で、阿蘇と熊本市内を訪ねました。
初の熊本なら、空港から近い阿蘇は訪問必須である一方、市内(熊本城近辺)は、よほど何かにそそられなければ、そして他に気になる場所があるならスキップしてよいだろうな、と思いました。
もちろん阿蘇の他にも気になる地はたくさんあったので、次回の楽しみにします。

さあ楽器を置いて、熊本に行こう!


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