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本題からずれることってよくあること〜ファシリテーションの現場から

おはようございます!

プロファシリテーターの村上と申します。
以後宜しくお願いします🙇‍♂️

noteでは、徒然なるままに日頃考えていること、感じたことを日記のようにアウトプットしていきたいと考えています。

最近子供の部活動で、当番制のお世話役でお手伝いをする機会が多くあります。
連絡網はほぼLINEグループでやりとりを行います。部活によっては、便利アプリを使ったりするようですが、スケジュール管理はアプリで、やりとりはLINEで、といったところもあるようです。

さて、そんな中、部活動の部費の追加徴収について議論が白熱しました。案に賛成派と反対派。よくある構図で、反対派が少数意見です。

内容はというと、対外試合を増やすために、全員から部費を追加徴収はするという、シンプルなもの。なぜ白熱したのか?

理由はふたつありました。

一つは、「平等」という概念。全員から徴収するのであれば、試合の出場機会も平等にということ。
もう一つは、そもそもの徴収に関わるプロセスを間違えていたこと。追加徴収の際には、全参加者の同意が必要ということなので、今回、アンケートを取って、賛否を計りました。その流れは良いと思ったのですが、整理するとどうも私情が絡んでいると思われました。

私的には、正直どちらでもよくて、今回のLINEでの辛辣の意見の応酬を見る方が堪え難かったです。どちらでも良いというのは、我々は参加者、さらに参加者の中での取りまとめ役がおり、チーム運営主体のコーチ、監督がいるわけです。

そもそも、コーチ、監督のコントロールの元、チーム方針が示されているのであって、我々はそこに参加させてもらっている。という考えがあります。
また、今回の件に関しては、私利私欲のためとかではなく、チーム運営に必要な事というのは、十二分に理解できましたので、それに対して協力するのは当然のことと受け止めています。

なので、異論はなく、反対派の人が嫌というなら、試合ごと参加者頭割りで負担すれば良いかなと思っています。

話はもどり、今回の話の整理の続き。
プロセスについては、アンケートを取り、結局満場一致とはならなかったので、参加者頭割りという結論に落ちつきました。本来の流れでは、これで終わりのはず。
…が、反対派の人(1人なんですが)は、コーチの考えを聞きたい!という意見。それは、そもそも部費の徴収のことはどうでもよく(解決済みなので)、先に出た「平等」ということがあるように思えました。
今回の論点からはズレていて、結局は兼ねてからの不満、自分のモヤモヤ感を解消するために、直接対決を挑んでいるわけです。周りを巻き込んで…。

これって、会社運営の中ではよくあります。論点がズレていき、そもそもの課題を忘れてしまう。そこに執着して解決に至るが、そこからそもそも論に戻る流れ。

ファシリテーター的にはどうなのか。
答えは△。
話題が脱線することはよくあることで、それは良いと思います。しかし、ある程度時間を制約した上で、本線に戻すことが求められます。だいたい5分程度です。
介入の仕方としては、
その意見も重要であるため、別枠で検討しましょう。今は本題戻しますといった流れです。

話している本人は真面目に意見していますので、そこは尊重した上で、本題に戻すようにします。しかし、これも会議等の目的を明確にしておかないと、難しいところではありますので、やはり最初に決めること、解決することを宣言することは大切です。

今後はその辺りも綴っていきたいと思います。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました!

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