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「なんとかする」より「なんとかなる」〜ファシリテーションの現場から

こんにちは!

プロファシリテーターの村上と申します。
以後宜しくお願いします🙇‍♂️

noteでは、徒然なるままに日頃考えていること、感じたことを日記のようにアウトプットしていきたいと考えています。

早いもので今日から11月。
10月17日からはじめたこのnoteも一日一記事を目標に書き綴っています。
10月は毎日アップできた!と思っていたら、一本足らなかったです汗
多忙の中でも、落ち着く時間を持ちたいと思います。

さて、みなさんは会議の場など、何かを決める場合、最終的にはどうなると考えているでしょうか?

「誰かが決めるだろう」「誰かがまとめるだろう」とか、無責任に「なんとかなるだろう」とか。表現は悪いですが、他人任せな考え方。

一方、「決めないと!」「なんとまとめないと!」と考える人は少数かもしれません。

ファシリテーションを学んでいくと、「ファシリテーター」の役割からか、後者の「まとめないと!」という意識が強くなるように思います。
スキルの中に「介入」や「合意」があるので、必然的にそうしたくなってしまいます。

しかし、実際の会議の場面を見てみるとそうではなく、「なんとかなる」というスタンスで向き合った方が、最終的に本来の「合意」に近づく場面も多々あります。
もちろん緊急性、重要性、時間的余裕によるので一概には言えませんが、それとて前準備をしておけば必然的に「そうなる」。
私は心の底でそう思いながら、ファシリテーターの役割をしています。

少し紐解くと、「場」の雰囲気の「重い」「軽い」で、この場の先行きがおおよそ読めたりします。その中でも、それぞれの周知されている性格や人間関係がそうさせているので、そこにも注目するのですが、そこは最終合意の場で紐解きます。

それまでは参加者から、考えや、意見を根掘り葉掘り、とことん出してもらう!

その会話の中から、合意に向けて、くっつけたり、選択したり、離したりしていきます。
大切なのはお互いに出た「意見」を考える、というところ。誰が発したかではなく、意見や考えと向き合います。そうすると、みんなのテーマになる。
そのようにお互いの意見を尊重する様に橋渡しをしていきます。パワーバランス関係なく、平等に扱ってあげることです。そうすれば、その人の考えやその理由、人となりがわかったりもします。

そして、最後は「なんとかなる」のスタンスで合意に向けて進めます。
ここで「なんとかしよう!まとめていこう!」と介入度合いを高めアクセルを踏み込むと、今までの積み上げがむだになり、声の大きい人の意見が採用されがち。
なので、ここでも「なんとかなる」と思って進めると、今度は参加者のノンバーバル(非言語)なところが目に入ります。

合意に至るには、ここが大切と思っています。
決定事項に、納得しているかどうか?

これは言葉でのイェスノーの表現や、挙手という単純動作以外では分からない、表情、目線、仕草に現れます。ここを拾いあげて、合意へ向けるほうが、その先の本来の成果により速く近づくのでは、と思います。
大抵、ここまでまとまったからと、ここを飛ばして「なんとかしてしまう」。すると、参加者の大多数は、何も変わらない会議の場となってしまいます。

少々話がずれながらではありましたが、
ファシリテーターはあくまで「場」を促進する役割。主導権を握るのではなく、『なんとかなる』スタンスで寄り添うことが大切だと思います。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました!

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