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【3/23】名古屋まつり郷土英傑行列コースを毎日歩く 『わるいやつら(上)』(松本清張)

3月23日のウォーキングコース
若宮大通(17:14)~大津通北上~栄交差点~伏見~納屋橋~笹島交差点~名古屋駅ミッドランドスクウェア前(17:54)

 今日は朝から雨が降って憂鬱(ウォーキングがしずらい)だったのですが、帰りには止んでたので助かりました。3日ぶりのウォーキングは冬に戻ったような寒さで参りましたね。


 先日『わるいやつら(上)』(松本清張)を読了しました。前に読んだ『けものみち』がすごく面白かったので同時期に発表された今でいうピカレスクサスペンス(?)です。


 上巻では主人公の医師全く働かず病院での診療はすべて勤務医に任せて骨とう品収集に血道をあげるは、あらゆる女性と関係を持つわ・・それも複数の女性から借りて(貢がせて!)返さずにさらにまた借りる、というはっきり言って『クズ』の所作が延々と描かれています。それなのに厚かましくも美貌の若いデザイナーと結婚しようと目論む一方、もうこれ以上お金を引っ張れないと踏んだ女性を容赦なく切り捨てる・・絶対まともな死に方はできないと読者が思う展開で、追い込まれた男はついに殺人を犯してしまい、そこで上巻は終わります。
 まあ、上巻はあくまで前振りであり、最後に心地よいカタルシスを迎えるであろうことは何となくわかりますから、いろいろ思うことあってもまあ我慢しましょう。


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