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父親は認知症③

あけびーです。

父親と母親の状況を見て、二人とも施設に入れた私。

介護4から入れる特養(特別養護老人ホーム)は金額的にはいいけれど、順番待ちがなかなか来ないし、そんなの待っていたら共倒れ。

ケアマネさんに一般の施設をピックアップしてもらった中から一番安い施設を見学に行く。(ふつーに入るだけで200万必要な施設もチラホラ)

2人で13畳ぐらいの部屋に押入れ・トイレ・洗面所がある住宅型施設。 (3食付きシェアハウス?)

基本住居なので、認知症の父親一人の入居は無理。

職員さんはいて、父親の世話は軽減するかもしれないけれど基本一緒。しかも家から離れる事となる母親は嫌だったかもしれない。

そして父親は忘れてしまうけど前日に違う場所に行く事を伝えた。

施設というワードは使わなかったけれど、今の生活を続けることは難しくベッドがあってトイレも近いので私が準備した場所へ行こうと説明。(実家は布団でトイレも和式で足が悪い2人にはハード)

父親は大人しく話を聞いてくれた。

「普通は第一子が親の面倒をみるのが当たり前だけど、最近は下の子がみるっていうのもあるよな…無理には言えないけれどな…」と同じ言葉を繰り返す。

そして私は下の子。

健康な時から私に面倒をみてほしいのはわかっていたけれど、そうすると私の心が死んでしまう。

私は同じ事を何度も伝え、父親も同じ言葉を繰り返すだけ。

父親も涙ぐんでいた。

私は痴呆症が何も理解できないとは思っていない。

忘れてはしまうけれど、その瞬間・瞬間はわかっていると思っている。

近くで話を聞いていた母親も涙しているだろう・・

と思いきや、寝てた。

え~!

笑ってしまった。

こんな母親だからこそ、父親の世話を身体がボロボロになるまで出来たのだろう。

いい意味でも悪い意味でもw

続く・・




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