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美香の波乱万丈旅 その5『英国入国大作戦』

トルコからの出国手続きも難なく済ませ、イギリス行きの飛行機に乗り込んだ私。
機内も空いていて、座席一列独り占め状態❤️長時間のフライトも快適に過ごすことができました。

飛行機はヨーロッパ大陸を横断し、ロンドンへ向けて下降していきます。
飛行機を降りれば次なる関門、イギリス入国審査と検疫が待ち構えています。
国境は今日開いたばかり。審査はかなり慎重なことが予想されます。

入国審査の窓口はイギリス・EU国民用とそれ以外に分かれています。前者はいかなる体調であろうと入国できますが、外国人は拒否される可能性が残されています。

私の前に並んでいた男性は審査官と何やら言葉を交わし、書類らしきものを見せた後、もと来た通路へ引き返していきました。

え、何か他に手続きをしなくちゃいけなかったっけ?

焦る私💦💦

「次ー!」と手招きされ、窓口へ向かい、パスポートを提出して審査を受け始める。
マスクとシールド越しにモゴモゴ言っている相手の言葉が理解できない💧
こうなったら持っているデータを全て見せる。
すると審査官が
「どこから来たん?」(もちろん英語)
とゆっくり尋ねてくれました。
「トルコです」
と応えて相手の出方を待つ……

審査官は私のパスポートと手元のパソコンを見比べています。

今日から入れるってイギリス政府が公表していたし、事前の入国書類も提出しているし、熱も咳もないよ。

心の中で一生懸命訴える私。

所要時間、およそ53秒。

ほい、とパスポートを返されて終了。

「あ、入っていいんですか👀」

予想外にすんなりと入国審査を突破してしまい、呆気にとられましたが、
お次は検疫、ここからが本番です。
どんな検査をされるのか、ミクロサイズのウィルスを100%防げている自信などありません。

緊張の面持ちで歩みを進める。

目の前に白い緩やかな流線状の壁で狭められた通路が見えて来ました。
頭上には十字のサイン。
いよいよです。さあ、何が出てくるか❗️

ところが、

次に私が足を止めたのは、

手荷物受取所。

そうなんです、検疫を素通りしてしまったのです。

おそらくサーモグラフィーカメラが設置してあった所を通過した気がするのですが、それすら記憶が曖昧、しかも管理者らしき人もひとりも見かけませんでした。

これは夢か幻か?

戸惑いを隠せないまま、空港から電車と地下鉄を乗り継ぎ、ロンドンの中心へ向かいました。

地下鉄からの階段を登って地上に出た瞬間、トルコの熱風とは真逆のピリリと冷たい風が吹きつけてきます。
そこでようやく、本当にイギリスへやってきたんだ✨✨✨と実感が湧いてきました😆❣️

こうして私は、無事にイギリス入国を果たしたのでした👍

さて、これからどうする?


続くぅーー

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